CDC（疾病予防管理センター）は25日、新型コロナウイルスの感染対策としてのマスク着用指針を大幅に緩和する勧告を出しました。
新しい指針は、病院の病床数、入院数、地域の新規患者の総数の最新データに基づいて、米国のすべての郡を低、中、高の3種類に分類し、各レベルに推奨される予防措置を示しています。
各郡のレベルは CDC の公式サイトで確認できます。まず、州を選択してから、郡を選択し、『Go』をクリックすると、その郡の評価が、低（Low）・中（Medium）・高（High）の3段階で表示されます。
CDC によると、現時点で米国人口の約70%が住む、半数以上の郡が、低または中程度となっています。
- 低（Low）：マスク不要
- 中（Medium）：重症化する可能性が高い場合、マスク着用と他の対策を講じるべきか、かかりつけ医に相談すること
- 高（High）：屋内の公共スペースでマスクを着用すること
ワシントン州のシアトル大都市圏の場合、最多の人口を有するシアトルのあるキング郡と、隣接するスノホミッシュ郡の感染リスクレベルは低（low）ですが、タコマのあるピアス郡は感染リスクレベルが高（high）となっています。
CDC の指針が変更されても、州や郡、市、機関は独自の規定を設定することができます。
DOH is currently reviewing the updated recommendations from the Centers of Disease Control and Prevention (CDC) and comparing their metrics to our existing state data. As of now, there is no plan to modify the state guidance changes currently set for March 21.
— WA Dept. of Health (@WADeptHealth) February 26, 2022
ワシントン州は屋内のマスク着用規定を3月21日から緩和する方針を変更する予定はないとしています。
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— Public Health – Seattle & King County (@KCPubHealth) February 26, 2022
シアトル・キング郡公衆衛生局は「入院者数・感染者数が減少し、ワクチン接種率が増加する傾向が継続、またはさらに改善した場合、ワシントン州と同じく3月21日に屋内の公共スペースでのマスク着用規定の解除を予定する」と発表しました。
なお、今回の勧告では、公共交通機関や空港、駅、バスターミナルなどの屋内でのマスク着用義務は変更されていません。また、症状のある人、検査で陽性判定が出た人、感染者に接触した人はマスクをつける必要があります。
