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シアトル市、生活困窮世帯の食料品などの購入を支援 新型コロナウイルス感染拡大に伴う支援策

シアトル市のジェニー・ダーカン市長は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた生活困窮世帯への支援策として、総額500万ドル(約5億3625万円)分のグローサリー・バウチャー(商品券)を提供すると発表しました。

このバウチャーを受け取ることができるのは、シアトル市がスポンサーしているチャイルドケアのプログラムや食料援助のプログラムに参加している6,250世帯。シアトル市の Office of Sustainability and Environment(OSE)が早ければ今週中に各世帯に400ドル分(約42900円)のバウチャーを2回に分けて郵送する計画で、最初のバウチャーは4月30日までに、2回のバウチャーは5月31日までに到着するとのことです。

このバウチャーはワシントン州の Safeway のどの店舗でも、食料品、掃除用品、その他の家庭用品の購入に使うことができますが、タバコ、アルコール、宝くじ、燃料は購入できません。また、使用する前に、Safeway の無料会員プログラムに登録する必要があります。

シアトル市では、新型コロナウイルス感染拡大で経済的な影響を受けた労働者には公共料金の支払いの猶予や住宅立ち退きの一時停止などの一連の措置を実施し、小規模企業に対しては繰延事業税と安定化基金を含む支援策を打ち出しています。また、ダーカン市長は、新型コロナウイルスの影響を受けたシアトルのコミュニティを迅速かつ永続的に救済するため、米国議会に対し、包括的な中小企業と労働者の支援策の要求を続けています。

OSE では、企業からのグローサリー・バウチャープログラムへの寄付も受け付けています。



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