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ワシントン州保健局「ワクチン接種開始後も、感染対策の継続が必要」

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ワシントン州で15日、アメリカのファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。

ワシントン州保健局は、"ワクチンはウイルスに打ち勝つための重要なツールではあるものの、現時点では単独で使用することはできない" ことから、予防接種が始まってもウイルスの感染拡大を防ぐための対策を続けるよう呼びかけています。

ワシントン州保健局のプレスリリースによると、下記の対策を続けることが必要です。

  • 家を出るときは必ずマスクをする。
  • ハンドサニタイザーを携帯する。
  • 身体的な距離を維持する。
  • 同居していない人と屋内で過ごす時間を減らす。

「不便かもしれないが、これからさらに何ヶ月もマスクをする用意が必要だ」と、ワシントン州保健担当官のキャシー・ロフティ氏は述べています。

「COVID-19は主に飛沫によって拡散され、マスクはその飛沫を自分にとどめ、他人の飛沫を吸い込まないようにするのに役立っている。マスクを着用することでCOVID-19の蔓延を抑えることができ、ワクチンの効果と組み合わせると、ウイルスの蔓延を劇的に減らすことができる」

また、ロフティ氏は、「ワクチンについてはまだ多くのことがわかっていない。ワシントン州全体で何人がワクチン接種を受けるのか、いつワクチンが広く利用できるようになるのかはわかっていない。また、ワクチンの防御効果がどのくらい持続するかもわかっていない。これらの重要な要素に関するデータがさらに得られるまで、マスク、距離の維持、手洗いは、感染対策において重要であり続ける」と付け加えています。

ワシントン州保健局は、こうした現実に一部の人はいくぶんがっかりするかもしれないが、それは理解できるとし、そのような状態は「自然災害時の一般的に予測可能なパターンに沿った行動」で、「パンデミックの発生から9ヶ月が経過した今、私たちは回復サイクルの幻滅期に入っている」と説明しています。

「パンデミックに対する無関心(pandemic apathy)は、現時点はよくある」と、心理学者で、毎月の行動面の健康予測を作成しているワシントン州保健局の COVID-19 Behavioral Health Strike Team の共同リーダーである Kira Mauseth 氏は述べています。

「私たちは、このウイルスが私たちの日常生活に与える影響を管理することに疲れきっている。ワクチンの登場は、私たちに今後数カ月の希望を与えてくれ、私たちは今日をあきらめてはいけないこともわかっている」

また、Mauseth 氏は、パンデミックに対する無関心に対処するには、まず、何が私たちの思考・感情・行動を駆り立てているのかを認識し、洞察する必要があると指摘しています。

「人や状況に対応する前に、一息つく練習をすること」「感染予防ガイドラインを実践しながら、自分が気にかけていることに取り組むための簡単な方法を見つけること。これは現時点では困難だが、これまで以上に重要だ」

ワシントン州での感染対策についての詳細は、ワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。



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