ワシントン州は、飛行機に搭乗する前に新型コロナウイルス検査を受けることや、到着時に自己隔離することを義務付けていませんが、ハワイ州などのように搭乗前の検査で陰性と確認されることを上陸の条件として義務付けているところがあります。
このため、シアトル・タコマ国際空港は2日、Discovery Health MD と協力し、新型コロナウイルス検査を希望する搭乗客に、空港内で PCR 検査を提供する試験的プログラムを11月4日から開始すると発表しました。
検査はオンライン予約制で、チケットを持った乗客のみ出発72時間前までに受けることができます。費用は250ドル。
検査所： チェックインカウンターとセキュリティの検査所の上の階（mezzanine level）の central auditorium
実施期間： 2020年11月4日～2021年1月31日 毎日午前7時～午後2時
費用：250ドル
初日の4日は午前9時から午後2時のみで、今後は受付時間が変更する可能性あるとのことです。
月～金の午前9時15分までに検査を受けた場合、日付が変わる前に結果を知ることができます。午前9時15分より後に検査を受けた場合、翌営業日に結果を知ることができます。
乗客の検査結果が陽性であれば、公衆衛生と疾病予防管理センター（CDC）に通知されます。また、Discovery Health MD の医療スタッフが本人と連絡を取り、少なくとも10日間は自己隔離すること、陽性結果が出るまでの48時間以内に濃厚接触した人、症状が出るまでの48時間以内に濃厚接触した人に通知すること、および14日間は自己隔離することを要請します。
Discovery Health MD は、ハワイ州の検査パートナーとして承認されています。パートナーの研究所は直接承認を受けていませんが、Discovery Health MD を通じて行う検査結果はハワイ州によって承認されています。シアトルに本社のあるアラスカ航空は、この検査オプションの提供を歓迎するコメントを出しています。
「我々のチームは、パンデミックの間、旅行者の進化するニーズに対応するだけでなく、あなたの健康の維持に尽力している」と、シアトル・タコマ国際空港のマネジング・ディレクター、ランス・リトル氏は述べています。
「空港でのCOVID-19検査の提供は、空の旅と経済を回復するための重要なステップである。COVID-19の感染拡大を阻止することが証明されている最も効果的な方法を取り入れる、段階的かつ包括的な対応の一環だ」