ワシントン州保健局は23日、新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する新たなツール 『WA Verify』 を公開しました。
『WA Verify』 で確認できるのは、ワシントン州の予防接種記録に保存されているデータから取得したワクチン接種の電子記録です。ワシントン州保健局のイノベーション＆テクノロジー・オフィスが MITRE、マイクロソフト、カリフォルニア州と密接に協力して開発したもので、先月28日にワシントン州政府が公表し、今回、正式に発表されました。
現時点で、英語と日本語を含む30言語以上で提供されています。
『WA Verify』 登録方法：
- 氏名、生年月日、電話番号またはメールアドレス、自分が覚えやすい4桁のPINを入力して登録する。
- ワシントン州の予防接種記録に保存されているデータと照合され、合致するデータが確認された場合、テキストまたはメールで Digital COVID-19 Verification Record へのリンクが通知される。
- ステップ1で作成した4桁のPINを入力すると、QRコードのリンクとコロナワクチン接種記録のデジタルコピーを入手できる。
デジタル記録に含まれている QRコードを SMART Health Card の読み取り機（リーダー）でスキャンすると、氏名、生年月日、ワクチンの日付、ワクチンの種類が表示されます。
このQRコードで、ワクチン接種記録が公式記録であることも証明できます。
ワシントン州では、デジタル認証に MyIR を採用していますが、更新に時間がかかるなど技術的な問題が報告されたこと、また、11月15日（月）から屋内外の大規模なイベントでも12歳以上の入場者に新型コロナウイルスの予防接種証明書が義務付けられたことから、迅速に予防接種状況を確認することが求められます。
なお、追加接種やブースター接種を受けても、デジタル認証記録に自動的に反映されないため、接種状態が変更した場合は、上記のプロセスを再実行し、新しいQRコードを取得する必要があります。ワシントン州保健局は追加の接種が予防接種登録記録に保存されるまで、3～7日待つことを勧めています。
iPhone 利用者：
iOS 15のOSでは、デジタル認証記録を Apple Health アプリに保存することができます。このプロセスでは、Safari（ウェブブラウザ）を使用する必要があります。または、デジタル認証記録のスクリーンショットを撮影して、写真として保存することもできます。
Android 利用者：
Android のバージョン5と Google Play Servicesバージョン21.18以上を利用している場合は、デジタル認証記録をGoogle Payに保存することができます。または、デジタル認証記録のスクリーンショットを撮影して、写真として保存することもできます。
よくある質問はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。よくある質問とその回答は、日本語でも提供されています。
『WA Verify』以外の方法でも、ワクチン接種の有無を証明することができます。詳しくは「ワシントン州で認められているワクチン接種証明は？」で。
