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シアトルのダウンタウンへの7月の人出が300万人超 2019年8月以来最高

2023年7月のシアトルのダウンタウンへの訪問者数が300万人を上回り、2019年8月以来最高を記録しました。

【2019年と比較した月間訪問者数】

特に、7月22日・23日の2日間にわたるダウンタウンへの人出は115万人と、2018年4月以来最高となりました。ダウンタウン・シアトル協会は、その要因として、ルーメン・フィールドでのテイラー・スウィフトのコンサート、T-Mobile Parkでのマリナーズとブルージェイズの対戦、シアトル・センターでのバイト・オブ・シアトル、キャピトル・ヒルでのブロック・パーティ、クルーズ乗客などが重なったことと分析しています。

ホテル需要も好調で、7月の記録的な訪問者数に関連し、ダウンタウンでは2019年8月以来のホテル稼働率となりました。これは2019年7月に販売された客室の99%に相当します。

【2019年からのホテル稼働率】

特に、7月22日は1日のホテル収益が過去最高の740万ドルとなりました。この週はダウンタウンのホテル稼働率は99%と、前週を6%上回りました。7月22日といえば、テイラー・スウィフトのコンサートがシアトルのルーメン・フィールドで開催された日でした。

また、平日の労働者の流入がパンデミック開始以来最高となり、2019年7月と比較して55%まで上昇したことがわかりました。2019年の同月と比較すると、3ヶ月連続で労働者の出入りが50%を超えたことになります。

【2019年と比較した平日の労働者の流入】

しかし、雇用安定局によると、ワシントン州の在宅勤務者の割合は2021年には全体の24.2%に跳ね上がり、全国平均の17.9%を大幅に上回っています。さらに、最近シアトル・タイムズが報じたところによると、7月下旬から8月上旬にかけて実施された国勢調査パルス調査で、ワシントン州民の3人に1人以上がオフィス勤務と自宅勤務のハイブリッド式、または完全リモートで、全国平均の4人に1人以上を大きく上回っていることがわかったと報じています。

「ワシントン州の在宅勤務者はシアトル〜タコマ〜ベルビュー都市圏に集中しており、これは同州にハイテク企業が集中していることと一致している。国勢調査パルス調査の最新データによると、この地域の労働人口の約40%が週に1日以上在宅で勤務している」

ダウンタウン・シアトル協会は、スマートフォンのトラッキングから人の動きを分析する米国企業Placer.aiが提供したデータを分析して発表しています。Placer.aiは、月曜日から金曜日までの平日5日間のうち少なくとも3日間に渡りダウンタウンに来る人を「ダウンタウンで働く労働者」と定義しています。

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