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アメリカで新型コロナウイルス対策の3回目の現金給付 アメリカン・レスキュー・プラン

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IRS(Internal Revenue Service:内国歳入庁)は12日、アメリカで新型コロナウイルス感染拡大により打撃を受けている個人への連邦政府による3回目の現金給付が3月12日に始まり、数週間で銀行口座への直接振り込みや小切手またはデビットカードとしての郵送による支払いを増加していると発表しました。

受給者が給付の状況を確認したい場合は、IRS の公式サイトにある Get My Payment 機能を利用できます。

現金給付を受ける資格は?

ほとんどの対象者は3回目の現金給付を受けるために追加の手続きをする必要はありませんが、新たな所得制限により、1回目と2回目の現金給付を受け取っていても、また2020年の Recovery Rebate Credit を請求していても、この3回目の受給の対象にならない場合があります。

一般的には、以下の場合、3回目の現金給付の全額を受け取る資格があります。

  • 米国市民または米国に居住する外国人(共同申告の場合は配偶者も)であり
  • 他の納税者の扶養家族ではなく、かつ
  • 調整後総所得(AGI)が以下の条件を満たしている:
    既婚者で共同申告の場合は150,000ドル、寡婦・寡夫の場合は112,500ドル
    世帯主として申告する場合は112,500ドル、または
    その他の申告資格を持つ人は75,000ドル

現金給付を受ける資格がないのは?

IRS の公式サイトには、次のいずれかに該当する人は現金給付を受け取る資格がないと記載されています。

  • 他の納税者の2020年の確定申告で、扶養家族として請求される可能性がある人
  • 非居住外国人(nonresident alien)
  • 確定申告書の提出期限(申請すれば10月15日までの延長を含む)までに、有効なSSN(社会保障番号)の発行を受けていない場合。
  • 遺産や信託、2021年1月1日以前に死亡した個人

受給資格や受取方法などの詳細は、IRS の公式サイトで確認できます。

現金給付を受け取る方法は?

IRS(Internal Revenue Service:内国歳入庁)が納税記録を確認して手続きを行い、銀行口座に振り込むため、2018年と2019年に確定申告をした納税者や、ほとんどの高齢者や退職者は、現金給付を受け取るための手続きをする必要はありません。

確定申告していなくても、Social Security retirement や disability(SSDI)、Railroad Retirement や Survivor Benefits を受け取っている場合は自動的に支払いが振り込まれます。

受給資格がないのに、小切手や銀行口座で現金給付が届いたら?

受給資格がないのに、小切手や銀行口座で現金給付が届いた場合は、IRS の公式サイトにある説明に従って、返却する必要があります。小切手を現金化する前の対応、小切手を現金化してしまった後の対応、銀行口座への振り込みで受け取ってしまった後の対応についての説明が明記されています。

注:ここでは、IRS(Internal Revenue Service:内国歳入庁)の公式サイトで発表されている内容を簡単にまとめました。正確性や和訳には細心の注意を払っていますが、その正確性を保証するものではありません。今後政府や各州や郡・市などが公式発表をした場合は、その情報を参考とされることを推奨します。

更新:2021年5月17日 IRSの公式サイトの情報を追加しました。



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