ニューヨーク州のクーパーズタウンで21日、メジャーリーグの野球殿堂入り式典が行われ、18年にわたるキャリアすべてをシアトル・マリナーズでプレーしたエドガー・マルティネスが正式に殿堂入りしました。
Welcome to baseball immortality, @11EdgarMartinez. @Mariners #EdgarHOF #HOFWKND pic.twitter.com/8FYZg7mGh1
— Baseball Hall ⚾ (@baseballhall) July 21, 2019
プエルトリコで生まれたマルティネスは、1982年にフリーエージェントとしてマリナーズと契約し、19歳でアメリカに移住。1987年にメジャーデビューし、2004年までの18年を三塁手と指名打者としてプレーしました。7回にわたりオールスターに選出され、シルバースラッガー賞5度、首位打者2度を受賞。キャリア通算打率は.312で、3割以上の打率を記録したメジャーリーガー18人の一人。引退後、マリナーズの打撃コーチを昨年まで務め、マリナーズはマルティネスの背番号「11」を永久欠番としました。
「栄誉の殿堂(Hall of Fame)」は、メジャーリーグで10年以上プレーし、現役引退から5年を経過した選手が候補者となりますが、殿堂入りするには、全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票(1記者につき10人まで投票可能)で75%以上の票を得る必要があります。
マルチネスの得票率は、2010年度の36.2%でスタートし、2014年度には25.2%まで下がりましたが、2016年度は43.4%、2017年度は58.6%、2018年度は70.4%と得票率を伸ばし、今年度は85.4%で基準の75%を超えることができました。
元マリナーズとして野球の栄誉の殿堂入りを果たしたのは、マルティネスが二人目。2016年にはケン・グリフィ・ジュニアが元マリナーズとして初の野球の栄誉の殿堂入りを果たしています。
マリナーズの本拠地、シアトルのT-Mobile Park では特別に午前10時半にゲートがオープン。現地からのライブ映像が大型スクリーンに映し出されました。