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2020年版「残留農薬の多いアメリカの農産物ランキング」- イチゴが5年連続でワースト1位に

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アメリカの環境保護 NPO 機関 EWG(The Environmental Working Group)が発表した残留農薬の多い農産物のランキング 『Dirty Dozen』の2020年度版で、イチゴが5年連続でワースト1位となりました。

目次

Dirty Dozen:残留農薬の多い農作物ランキング

1位:イチゴ
2位:ほうれん草
3位:ケール
4位:ネクタリン
5位:りんご
6位:ぶどう
7位:桃
8位:チェリー
9位:梨
10位:トマト
11位:セロリ
12位:じゃがいも

EWG によると、アメリカで販売されている農産物の70%近くに有害な可能性のある化学農薬が残留しています。でも、最も化学農薬が残留しているのは生鮮果実や野菜ではなく、乾燥レーズンとのこと。また、EWG はリリースで「食物を通して新型コロナウイルスを浴びるという証拠がないことを知ることは重要」「コロナウイルスの拡散パターンは、サルモネラや大腸菌などの食品媒介病原体のパターンとはまったく異なる。そのため、COVID-19のリスクは深刻だが、消費者は従来の果物や野菜であれ、有機野菜であれ、健康的な果物や野菜をたくさん食べ続けるべきだ」と述べています。

今回は2007年以来初めて検査された乾燥レーズンの情報が生鮮食品とは別に公開されています。USDA が検査した非有機栽培のレーズンのほぼすべてのサンプル(99%)から有機栽培のレーズンの91%と同様に、少なくとも二つの農薬が残留していたことがわかったそうです。

「レーズンを含めると、Dirty Dozen で1位になる」と、EWG の毒物学者トーマス・ガリガン博士。アメリカではスナックとして人気のあるレーズンですが、農薬の摂取量が心配な場合は、代わりに残留農薬が比較的少ない農産物のランキング「Clean 15」から生鮮食品や冷凍食品を購入することを検討することを勧めています。

Clean Fifteen:残留農薬が比較的少ない農作物ランキング

残留農薬が比較的少ない農産物のランキング「Clean Fifteen」は、次のとおりです。

1位:アボガド
2位:スイートコーン
3位:パイナップル
4位:たまねぎ
5位:パパイヤ
6位:冷凍のスイート・ピー
7位:ナス
8位:アスパラガス
9位:カリフラワー
10位:カンタロープ
11位:ブロッコリー
12位:マッシュルーム
13位:キャベツ
14位:ハニーデューメロン
15位:キウイ

EWG は、アメリカで販売されているスイートコーン、パパイヤ、サマースクウォッシュの一部は遺伝子組み換えが行われた種から栽培されていることから、「遺伝子組み換え食品を避けたい場合は、オーガニックのものを購入すること」と呼びかけています。

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