アメリカの環境保護NPO、The Environmental Working Group(EWG)が、米国農務省の検査データ分析をもとに、2023年度版の 『ダーティ・ダズン』 ランキングを発表。このランキングは、残留農薬が最も多い農産物を示しており、8年連続でイチゴがワースト1位となりました。
アメリカの残留農薬基準はどれくらい厳しいのか?
イチゴ以外の農産物で残留農薬が多いものは何か?
なぜイチゴは7年連続でワースト1位になっているのか?
残留農薬の危険性とは、一体どのようなものなのか?
日本でも同様のランキングや調査が行われているのか?
残留農薬が最も多い果物や野菜のランキングは、次のとおりです。
【ダーティ・ダズン】
1位:イチゴ
2位:ほうれん草
3位:ケール、コラード、マスタードグリーン
4位:桃
5位:梨
6位:ネクタリン
7位:りんご
8位:ぶどう
9位:ベルペッパー&ホットペッパー
10位:チェリー
11位:ブルーベリー
12位:グリーンビーンズ
EWG が発表するこのランキングは、農薬汚染の最も多い慣行栽培の農産物のランキングです。EWGが2004年から毎年発表している人気レポート『Shopper’s Guide to Pesticides in Produce™』 の一部で、農薬汚染の最も少ない慣行栽培の農産物のリスト『クリーン・フィフティーン』とあわせて、買い物に活用できます。
残留農薬が最も少ない果物や野菜のランキングは、次のとおりです。
1位:アボガド
2位:スイートコーン
3位:パイナップル
4位:玉ねぎ
5位:パパイヤ
6位:スイートピー(冷凍)
7位:アスパラガス
8位:ハニーデューメロン
9位:キウイ
10位:キャベツ
11位:マッシュルーム
12位:マンゴー
13位:スイートポテト
14位:スイカ
15位:にんじん
EWG によると、農薬が検出された非有機農産物の70%以上について、ほぼすべてのレベルが政府の規制で許される法定基準値を下回っていますが、合法だからといって必ずしも安全とは限りません。
農薬は有毒なもので、その多くは人間の健康に深刻な問題を引き起こす可能性が指摘されています。このランキングや農薬の害についての詳細はニュースリリースで確認できます。