アマゾン(本社:シアトル)は25日、シアトルのキャピトル・ヒルにキャッシャーのいないグローサリーストア 『Amazon Go Grocery』を開店しました。
2018年1月に1号店をシアトルに開店してから全米に25店舗を展開している『Amazon Go』との大きな違いは、その店舗面積と商品のラインアップ。『Amazon Go』はコンビニエンスストアとほぼ変わりませんが、『Amazon Go Grocery』は総面積10,400平方フィートの店舗に、野菜や果物、精肉、シーフード、パン類、酒類、調理済みの食事セットを含む約5,000種類の商品が販売されています。
シアトルらしさが感じられるのは、ヨーグルト 『Ellenos』、ベーカリー『Macrina Bakery』や『La Parisienne』、チーズ『Beecher’s』、ドーナツ『Donut Factory』、ソーセージ『Uli’s』などのローカルの人気メーカーの商品がラインアップしていること。
入店の仕方は、『Amazon Go』 と同じで、スマホに『Amazon Go』の無料アプリをダウンロードし、画面に表示してゲートのスキャナでスキャンして入店します。購入方法は、購入したい商品を持参したバッグ、または無料で配布されている緑色の買い物袋に入れ、店を出るだけ。商品は店内に張り巡らされたカメラとセンサーが追跡し、代金の支払いはすべてアプリ内で完結します。店の出入口で挨拶をする職員や商品の陳列や整理を行う職員、質問に回答してくれる職員はいますが、代金を支払うキャッシャーはありません。
アメリカのグローサリー産業の市場規模は6,742億ドル(2018年)。アマゾンは2017年に Whole Foods を買収しましたが、前四半期には Whole Foods と Amazon Go を含む実店舗部門で44億ドルの売上を計上しています。
Amazon Go Grocery
610 East Pike Street, Seattle
www.amazon.com
日~木 7am-11pm; 金・土 7am-12pm
1時間の無料駐車場(要バリデーション)