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ワシントン州内で初めてサル痘の症例を確認

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ワシントン州保健局とシアトル・キング郡公衆衛生局は27日、州内で初めてサル痘(monkeypox)の症例が確認されたと発表しました。

ワシントン州保健局のニュースリリースによると、感染者はキング郡在住で、入院の必要はなく、自宅で隔離しています。

シアトル・キング郡公衆衛生局は、他に曝露した可能性のある人の特定に努めていますが、「現時点で、曝露した人で陽性の可能性がある人はいないと考えられていますが、状況によっては、サル痘にかかった人と接触があった人に、サル痘のワクチンを接種するよう勧める可能性がある。このため、曝露された人を特定することが重要である」と説明しています。

なお、サル痘予防のワクチンの投与は、一般の人々には推奨されていません。

「全国で複数の症例が発生したと報告されているが、サル痘は米国では非常にまれな疾患であり、陽性と判定されたワシントン州の住民は公衆衛生上のリスクをもたらさない」と、ワシントン州保健局のウマー・シャー長官は述べています。

また、シアトル・キング郡公衆衛生局の保健担当官のジェフ・デューチン博士は、「地元で大規模な流行が起こる可能性は低いと思いますが、地域内でさらに患者が発生する可能性はある。サル痘の症状がある人は、医療機関に相談するように」と述べました。

なお、医療機関で受診する前に、サル痘の懸念があること、最近同じような発疹を持った人やサル痘と診断された人と濃厚接触したかどうかを伝える必要があります。

サル痘は、感染者との濃厚接触によって感染します。濃厚接触には次の例が挙げられます。

  • 直接かつ長時間の対面接触時の呼吸器飛沫、および
  • 感染者の皮膚や体液との直接接触(性的接触を含む)、または
  • ウイルスに汚染された物体(寝具や衣服など)との接触

また、感染した動物との接触によってもサル痘に感染することがあります。

症状や治療方法については、CDC の公式サイトワシントン州保健局の公式サイトなどで確認できます。

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