ワシントン州のジェイ・インスリー知事は5日、州都オリンピアで行われた記者会見で、新型コロナウイルス検査と治療の個人の負担を軽減すると発表しました。
Today, I announced @lniwa is taking steps to ensure workers’ compensation protections for health care workers and first responders who are on the front lines of the COVID-19 outbreak.
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— Governor Jay Inslee (@GovInslee) March 5, 2020
インスリー知事は、「我々の州で保険に加入していなくても、医師が検査の必要があると判断している住民には、ワシントン州がその費用を負担する権限と意図を持っていることを発表する」と述べました。詳細は発表されていませんが、今週議会を通過中の法案に知事が署名すれば、1億ドルの緊急資金を使うことができると指摘しました。
現時点では、新型コロナウイルスの検査を受けるには、医療提供者の指示が必要となっています。
また、ワシントン州の保険コミッショナー、マイク・クレイドラー氏は、ワシントン州の医療保険会社に対し、新型コロナウイルスの検査を必要とする保険加入者の個人負担金(Co-Pay)、または免責額(deductible)を免除することを求める緊急命令を出しました。また、医療保険会社は、処方薬の1回限りの早期補充を認め、COVID-19に関連する治療または検査の事前承認要件を停止することが義務付けられました。
なお、これらのサービスを提供する医療提供者がネットワーク内に不足している場合、医療保険会社は加入者が妥当な距離内で他の医療提供者による治療を無料で受けることを認める必要があります。ワシントン州の非常事態宣言の下で発令されたこの決定は、5月4日まで有効です。
インスリー知事は、また、大規模なイベントを避けることを「真剣に検討」し、主催者はイベントの延期を検討するよう推奨しています。ワシントン州政府はまだ大規模な集会に関して正式な命令を出していませんが、今後出される可能性があります。
知事はまた、COVID-19の大流行の間に隔離された医療従事者と現場での救急隊員も労災補償の対象とすると発表しています。