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ビザなしで渡航可能な国・地位の数ランキング 日本が1位から3位にランク落ち

Passport

ビザ(査証)なしで渡航できる国・地域の数が5年連続で世界一だった日本が、最新のHenley & Partners の「パスポートランキング」(passport index)で、3位にランク落ちしました。

このランキングは、イギリスのコンサルティング会社 Henley & Partners が、航空運輸業界団体の International Air Transport Authority(国際航空運送協会: IATA)のデータに基づいて、全227カ国・地域のうちビザ(査証)なしで何カ国・地域に入れるかを調べ、2008年から四半期ごとに更新し、随時発表しているものです。

日本のパスポートでビザなしで渡航可能な国は2017年は172カ国でしたが徐々に増え、2021年に193カ国に渡航できるようになりました。しかし、2023年第2四半期では189カ国に減り、世界3位となりました。

世界 ランキングの上位10位は以下の通り。
1位 シンガポール(192)
2位 ドイツ、イタリア、スペイン(190)
3位 オーストリア、フィンランド、フランス、日本、ルクセンブルグ、韓国、スウェーデン(189)
4位 デンマーク、アイルランド、オランダ、UK(188)
5位 ベルギー、チェコ共和国、マルタ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スイス(187)
6位 オーストラリア、ハンガリー、ポーランド(186)
7位 カナダ、ギリシャ(185)
8位 リトアニア、アメリカ合衆国(184)
9位 ラトビア、スロバキア、スロベニア(183)
10位 エストニア、アイスランド(182)

米国は184カ国で、リトアニアと8位タイ。国務省によると、米国の有効旅券数は2021年で1億4502万8408冊、2022年で1億5181万4305冊。2022年の米国の人口は3億3328万7557人で、パスポート保有率は約45.6%となりました。

一方、日本人のパスポート保有率は減少の一途をたどっています。外務省がまとめた旅券統計によると、2022年に国内で発行された一般旅券数は3年ぶりに増加に転じましたが、有効旅券数で見るパスポート保有率は2091万5143冊で、全体の17.1%に落ち込みました。日本人でパスポートを持っているのは6人に1人にも満たない計算になります。

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