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下院司法委員会、トランプ大統領の弾劾訴追する決議案を賛成多数で可決

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米国下院司法委員会は13日、トランプ大統領による権力乱用(abuse of power)と議会妨害(obstruction of Congress)の二つの条項における弾劾訴追する決議案の採決を行い、賛成23・反対17で可決しました。

41人で構成される司法委員会は11日に審議を始め、12日に再び審議を行いましたが、共和党からの数々の修正案の提出を受け、14時間後に採決を13日に延期することを決定していました。13日午前10時に行われた投票は数分で完了しました。

司法委員会のジェリー・ナドラー委員長(ニューヨーク州選出民主党議員)は、投票後、記者団に対し、「今日は厳粛で悲しい日だ」と述べました。

「下院司法委員会は、わずか1世紀半と少しの間の期間で3度目となる、大統領の職権乱用と議会妨害を非難する弾劾案を可決した。下院は迅速に行動する」。

決議案は来週18日に行われると見られる下院本会議で投票されます。本会議でも可決された場合、トランプ大統領は上院で弾劾裁判にかけられる史上3人目の大統領となります。上院での弾劾審議で、議員100人の3分の2以上が権力乱用(abuse of power)と議会妨害(obstruction of Congress)のどちらかひとつ、または両方の条項に賛成して弾劾が決定された場合、大統領は罷免され、上訴することはできません。しかし、上院の投票で弾劾の賛成票がどちらの条項でも3分の2に達しなかった場合は、大統領は無罪となり、そのまま在職することになります。ニューヨーク・タイムズの記事などで詳細を確認できます。

弾劾裁判にかけられた大統領は、一人目はアンドリュー・ジョンソン第17代大統領(1868年)、二人目はビル・クリントン大統領(1998年)でした。どちらも上院で無罪となりました。



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