ワシントン州のインスリー知事とジョン・ウィーズマン保健長官は23日に行った会見で、新規コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、6月26日から州全域で公共の場でのマスク着用を義務付けると発表しました。これには、屋内と屋外の両方の公共スペースが含まれます。
ワシントン州は20日にヤキマ郡で患者数が増加しており、郡の医療システムが圧倒的になる可能性があるという報告を受けたことから、同郡の公共の場でのマスク着用義務を発表しました。リリースによると、その後、他の郡でも感染者が増加しているとの報告があったことから、知事とウィーズマン保健長官はマスクの着用義務をワシントン州全体に拡大することを決定しました。
なお、これまでの発表と同様、下記の場合はマスクの着用が義務付けられないとのことです。
- フェイスカバーの着用で悪影響を受ける可能性のある人(特定の病状の人や2歳未満の子ども)
- 2歳、3歳、4歳の子ども(大人のサポートと監督の下、フェイスカバーを着用することが奨励されますが、義務ではありません)
- レストランでの飲食時
- 聴覚障害者とコミュニケーションを取る時
- 同居している人以外の人から6フィート(約2m)の距離が保てる屋外の公共の場所
KUOW によると、州保健長官による命令に違反することは軽犯罪にあたり、90日以下の懲役または1,000ドル以下の罰金が科される可能性があります。
ワシントン州保健局の6月22日の集計によると、ワシントン州全体の累計感染者数は29,386人、累計死者数は1,284人となっています。
6月22日集計:
累計感染者数 29,386人(前日比516増)
累計入院者数 4,067人(前日比5人増)
累計死者数 1,284人(前日比8人増)
死亡率 4.4%
検査数累計 487,059(前日比9,855)
陽性率 6.0%
更新:2020年6月26日 軽犯罪についての説明を追加しました。