ワシントン州のインスリー知事は21日、新型コロナウイルスの感染拡大による失業者の増加などを考慮し、電話・水道・電気料金の不払いを理由にしたサービスの停止を5月4日まで禁止すると発表しました。
インスリー知事は、3月18日に出した声明で、公共・民間サービスが新型コロナウイルスの感染拡大という緊急事態の影響を考慮し、サービスを中止しないことを強く奨励するとしていましたが、料金の不払いのためにサービスを止めること禁止することはしていませんでした。
シアトルシティライトやピュージェット・サウンド・エナジーなど、シアトル大都市圏の大部分にサービスを供給している電力会社などは、この状況を考慮して料金の不払いによるサービス停止はしないと発表していました。
この声明は自宅待機命令が出された3月23日までさかのぼって対応が求められるもので、未払いのためサービスが切断された利用者へのサービスの再提供を拒否することも禁止し、これらのサービスの料金の滞納や再接続にかかる手数料についてはサービス会社が柔軟な対応を行い、顧客と協力して支払い方法を設定することを強く奨励しています。
なお、これは、サービス利用者の支払い義務を免除するものではありません。