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ワシントン州のインスリー知事、経済活動再開の手順を発表 自宅待機命令延長を示唆

ワシントン州で最初の新型コロナウイルス感染者が確認されてから100日目となった29日、ワシントン州のインスリー知事は記者会見で今後数週間のうちに、疫学的および公衆衛生のデータの変化に応じて、社会的距離を維持する対策の「ダイヤルを回す」ことを徐々に開始すると述べました。

インスリー知事は、州政府が下すそれぞれの決定がワシントン州民の健康と安全に影響を与える選択につながることから、健康の維持、経済活動の再開を可能にするために信頼できる複数の指標があることを示したいと述べ、「COVID-19 Risk Assessment Dashboard」(リスク評価ダッシュボード)を公開しました。それによると、「感染拡大の状況」「検査のキャパシティとアクセス状況」「感染ケースと接触調査」「ハイリスクの住民へのリスク」「医療システムの準備度」という5つの分野がそれぞれ何によって計測されるかが説明されています。プレゼンテーションはオンラインで公開されています。

ワシントン大学の Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)の感染予測モデルは現在、ワシントン州は5月30日以降であれば安全に自宅待機命令を緩和し、経済活動を再開できる可能性があることを示しています。このため、インスリー知事は現在出されている自宅待機命令をさらに延長することを示唆しました。

ワシントン州保健局の発表によると、4月28日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの検査数累計は187,800件。感染者数は14,070人、死者数は801人。感染者に対する死者の割合は5.7%となっています。



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