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シアトル市、歩行者の安全対策強化で歩行者先行信号(LPI)を増やす計画

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シアトル市は18日、信号交差点で歩行者が車より先に横断を始められるよう、歩行者と車両の信号に3~7秒の時差を導入した歩行者先行信号(LPI)を増やしていく計画を発表しました

Leading Pedestrian Intervals(LPI)と呼ばれるこの仕組みは、歩行者用信号を並行する車両用よりも3~7秒先行して緑にすること。市内では現在約50ヶ所の交差点に導入されていますが、シアトル運輸局は2021年までに少なくとも150ヶ所に導入することを計画しています。

Federal Highway Administration によると、この歩行者先行信号の導入で車両と歩行者の衝突事故が60%減少したとの結果が出ており、同局は「わずかな変化だが、衝突を減らし、安全性を高めることに大きな影響があることが証明されている」としています。

2017年にシアトルの交差点で起きた車両と歩行者の衝突事故の重傷者は62人、死者は11人。この数字は過去12年で最多ですが、10万人あたりの衝突事故の割合は減少しています。

歩行者先行信号への変更にはワシントン州運輸局からの165万ドルの補助金が充てられます。シアトル市は2030年までに重傷や死亡につながる深刻な衝突事故をゼロにするための Vision Zero 計画を進めています。



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