シアトル・タコマ国際空港(SEA)に、新しいマスコット『Jett the SEA Otter』が登場しました。
Jett(ジェット)は、緑のスカーフと飛行士風のゴーグルをさっそうと身につけたラッコ(Sea Otter)で、空港の新しいブランドアンバサダーとして活躍します。4日に行われたデビューイベントには、地域の人気マスコットたちも参加し、お祝いしました。
ホリデー・シーズンは空港の利用者が増え、ストレスが高まる時期でもあります。ジェットは旅行者を癒し、旅をする楽しさやワクワク感を与える役割を果たすことが期待されています。
空港を訪れたら、ターミナルでジェットを見かけるかもしれません。また、SNSや動画で施設案内や空港に関する情報提供を行う役割もあるので、オンラインでもジェットを見る機会が増えるようです。また、2026年のFIFAワールドカップでもSEAの重要なブランドの一端を担って活躍することになります。
ジェットは Northern Sea Otter で、アメリカではワシントン州とアラスカ州の浅い沿岸域にのみ生息している種類です。沿岸生態系のバランスを維持する上で重要な役割を果たすため、保護の対象となっています。また、ラッコは道具を使う数少ない哺乳動物としても知られ、貝を割るために岩を使うなど、独特の行動で知られています。
同空港によると、このキャラクターと名前は、地域住民と空港従業員の協力によって選ばれ、数年にわたるプロセスを経て決定したそう。SEAのブランドは2020年に一新され、世界中の旅行者にとって、「SEA」という空港コードは一目で目的地がわかるアイコンとなっています。
広報担当者によると、現在はジェットのキャラクター商品は販売されていませんが、将来的には商品が製作される可能性もあるとのことです。