ノースウエストの短い夏は外で思いっきり遊びたいものですが、アメリカでは「夏こそ読書を!」「これはビーチでの読書におすすめ!」と、よく言われます。そこでおすすめしたいのが、キング郡図書館システム(KCLS)の夏の読書プログラム 『Summer Reading Program』です。
どんな仕組みなの?
このプログラムに参加する場合、6月1日から8月31日の間に、1日20分以上、合計500分~1000分の読書時間を記録すること。読み聞かせやオーディオブックの視聴も読書時間のカウントに含まれます。0歳から5歳の場合は、大人と一緒に早期教育アクティビティをすることでカバーできます。
読書時間の記録には、キング郡公立図書館で読書記録票を受け取るか、アプリ 『Beanstack』 を使うことができます。
お勧めの本やイベントのリストなど、詳細はキング郡公立図書館の公式サイトをご覧ください(6月1日にオープン)。
目標を達成すると、参加者は賞品をもらうことができます。半分達成すると「ハーフウェイ賞」、完了すると「フィニッシャー賞」がもらえます。賞品は7月1日から受け取ることができますが、在庫がなくなり次第終了となります。
- Beanstack でアカウントを作るか、印刷した読書記録用紙(printable reading log)で、読書時間を記録します。
- 6月1日~8月31日の間に500分~1000分の読書時間を記録します。
- 0歳から5歳の場合は、大人と一緒に早期教育アクティビティをすることもできます。
- 読み聞かせやオーディオブックの視聴も読書時間のカウントに含まれます。
- 何を読むかは決められていませんが、お勧めの本はキング郡公立図書館の公式サイトでも確認できます。
今年の賞品は?
■ ハーフウェイ賞
地元アーティスト、ジェナ・リグスのアートが施された読書家パッチ(KCLS Reader)
図書館のコミュニティボードへの名前掲載
■ 完走賞
地元アーティスト、ジェナ・リグスのアートが施されたジャーナル
図書館のコミュニティボードに掲載された名前の横にステッカー貼付
また、夏の間、アートやクラフトのワークショップ、音楽やマジックのプログラム、野外でのストーリーウォーク、STEM 学習、さまざまな文学イベントなどのアクティビティに参加することができます。
本を選ぶ場合は、キング郡図書館の公式サイトのほか、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト、オプラの夏の読書リスト、全米図書館協会の夏の読書リストなどもチェックしてみてください。
1942年に設立されたキング郡図書館システム(KCLS)は、全米で最も貸し出し件数・利用者数の多い公立図書館システムの一つです。キング郡(シアトル市外)のコミュニティに50の分館があり、約160万人が利用しています。2022年は 『OverDrive』 を通じて790万冊のデジタル電子書籍とオーディオブックを借り、キング郡図書館は米国で2番目に高いデジタル流通図書館システムとなりました。2011年、KCLSはGale/Library JournalのLibrary of the Yearに選ばれています。
いい本に出会えますように!