ワシントン州は州内39郡それぞれで感染拡大の状況が異なるため、それに合わせた経済活動再開『セーフ・スタート』のフェーズが決められます。
州内で最も人口・感染者・死者の多いキング郡はまだフェーズ1ですが、今日、一部のビジネスの営業活動の再開などを含む独自の変更を加えて策定された案を州保健局に提出しました。
この案には、公衆衛生の専門家、地域社会の指導者、企業、およびキング郡議会との協議を経て策定されたもので、以下のような事柄が含まれています。

- フェーズ2で許可されるアウトドアのレクリエーションの許可
- 屋内フィットネススタジオでの一対一の利用
- 座席数の上限を25%にしたレストランの店内での飲食
- 稼働率を上限を25%にしたヘアサロンや理髪店などのパーソナルサービス
キング郡のコンスタンティン行政長官は、「この地域の経済を安全に再開するための計画は、最新のデータ、公衆衛生の専門家による推奨、地域社会や企業からの知見に基づいている」と述べています。
「我々は、キング郡に住むすべての人々に恩恵をもたらす公正な復興に向けて、次の慎重な一歩を踏み出す用意がある」
ワシントン州は、この案を受け入れるかどうかを、数日以内に決定する予定です。
シアトル・キング郡公衆衛生局は、経済活動の再開において重要な指標と、再開の決定に役立つ目標を掲載した新しいダッシュボードを公開しました。これによると、キング郡は5月30日時点で検査数の増加と検査スピードの増加が目標に達していない状況であることがわかります。