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シアトル市長、エイドリアン・ディアス氏をシアトル警察の新署長に任命

シアトルのブルース・ハレル市長は20日に行った記者会見で、エイドリアン・ディアス暫定署長をシアトル警察署の次期署長に任命することを発表しました。

ハレル市長は、全米で候補者を探し、地域住民の積極的な参加を経て、「犯罪と治安に関する懸念に応え、効果的な対応を進めるために、ディアス氏を選んだ」と述べています。

「このプロセスを通じ、効果的な治安維持、有意義なコミュニティ参加、説明責任と継続的な改善へのコミットメントという、シアトル市民のシアトル警察に対する明確な期待を知ることができた。エイドリアン・ディアス署長は、これらの重要な優先事項への対応を進め、すべての住民にとってシアトルを安全にするために必要なリーダーシップを発揮してくれると確信している」

ディアス署長は、 「シアトル警察を率いることへのコミットメントは、コミュニティに基づいている。コミュニティがシアトル警察のすべての仕事とエンゲージメントの最優先の位置にあることを保証し、シアトル警察が街全体の安全を回復することを保証することにコミットする」と述べました。

「2020年のジョージ・フロイド殺害事件で崩れた信頼、コミュニティと警察官の抱えるトラウマ、そして、シアトル警察と地域住民の和解だけでなく、市と警察、そしてシアトル警察の中核をなす警察官と民間人の間の和解への長い道のりを念頭に置き、この仕事に前向きに取り組んでいる。私は、シアトル警察、シアトル市に100%コミットし、警察署長として、すべての人々のために働くことを楽しみにしている」

ディアス氏の警察署長就任には、シアトル市議会の承認が必要です。シアトル・タイムズは、警察官組合がディアス氏の任命を支持することを表明したと報じました。

エイドリアン・ディアス氏はカリフォルニア州サンタアナ生まれ。高校時代にワシントン州マーサー・アイランドに引っ越し、1997年にシアトル警察に採用され、パトロール隊、マウンテンバイク隊、反犯罪チームを経て、捜査局に配属されました。2017年に警察署長補佐に昇格、2020年7月に副警察署長に就任しましたが、前警察署長カルメン・ベスト氏の引退を機に、同年8月から暫定署長を務めています。シアトル市によると、同氏はセントラル・ワシントン大学で刑事司法学の学士号を、ワシントン大学で行政学の修士号を取得しています。

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