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完全植物性の代替肉「Beyond Meat」マクドナルドがカナダでの試験販売を拡大

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マクドナルドが、昨年9月からカナダのオンタリオ南西部にある28店舗で販売していた完全植物性の代替肉「Beyond Meat」(ビヨンド・ミート)を使ったバーガー「P.L.T」を、今月14日(火)から同地域にある52店舗でも12週間にわたり販売すると発表しました。

「P.L.T」とは、「Plant. Lettuce. Tomato.」のこと。Business Journal によると、同社は12週間におよぶ試験販売を通じ、顧客からの需要や店舗の経営への影響をさらに広く見ていくと発表しています。

「P.L.T」の価格は、カナダドルで6ドル49セント。

2009年にロサンゼルスで創業したビヨンド・ミート(本社:カリフォルニア州エル・セグンド)は、植物だけで肉の代替品を製造する会社。2013年に最初の商品を発売し、2016年以降に発売した完全植物性のバーガー(ハンバーガーに挟むパテ)や豚肉のソーセージなどが肉とほぼ変わらない見た目と味で人気を集め、2019年5月に代替肉企業で世界初の上場(NASDAQ: BYND)を果たしました。名前のビヨンド・ミート(Beyond Meat)は、「肉を超越している」という意味。

一方、2011年に創業し、ビヨンド・ミートに続く完全植物性の代替肉のスタートアップとされるインポッシブル・フーズ社(本社:カリフォルニア州レッドウッド)は6日、ラスベガスの International Consumer Electronics Show(CES)で、新たに豚肉の代替肉を発表。代替肉市場のさらなる成長に期待が高まった影響で、ライバルのビヨンド・ミート社の株価が上昇しました。また、翌7日にインポッシブル・フーズ社がロイターの取材で、生産量が条件に満たないことからマクドナルドの契約交渉を打ち切ることを発表すると、ふたたびビヨンド・ミート社の株価が上昇しましたが、8日は前日の3%安の81.48ドルで取引を終了しています。



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