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サル痘(monkeypox)の症例が全国的にもキング郡でも増加

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キング郡公衆衛生局によると、サル痘(monkeypox)の症例が、全国的にもキング郡でも増加しています。

複数の州や郡からCDCに報告された症例数は560例。このうち、キング郡の症例数は、7月6日現在、9例となっています。

キング郡の患者は、感染時期の旅行歴がないことから、市中感染が示唆されています。キング郡公衆衛生局は感染者と連絡を取り、アドバイスを提供するほか、周囲の曝露の可能性を確認するほか、濃厚接触者が匿名の場合、曝露が起こった可能性のある場所やイベントに連絡を取っています。

今回のアウトブレイクで確認されたサル痘ウイルス株への感染が致命的なものとなるのは稀とのことですが、感染すると、発熱、頭痛、背中や筋肉の痛みなどのインフルエンザに似た症状や、リンパ節の腫れ、全身の倦怠感などの症状があり、また、ほとんどの人が痛みを伴う発疹も経験します。同局によると、通常2〜4週間で回復しますが、特に免疫不全の人、子ども、湿疹の既往がある人、妊娠中や授乳中の人は、重症化する可能性があります。

「サル痘は密接な身体的接触によって広がります。サル痘のリスクは、性的に活発な人や男性とセックスをする男性に限定されるものではありません」

感染の広がり方をまとめると:

  • 感染性の発疹、かさぶた、または体液との直接接触
  • 長時間の対面での接触や、キス、抱擁、セックスなどの密接な身体的接触時の呼吸器分泌物との接触
  • 感染性の発疹や体液に触れたもの(衣服や布製品など)に触れること

また、妊娠中の人は、胎盤を通じて胎児にウイルスを感染させる可能性があります。

なお、サル痘ウイルスは、COVID-19 の原因ウイルスとは異なり、空気中を長距離にわたって拡散することはないとのことです。

サル痘の症状がある人、またはサル痘にかかった人と濃厚接触した人は、できるだけ早く医療機関に連絡し、診断を受けることが求められます。

サル痘ワクチン、最新の症例数については、CDCのアウトブレイクサマリーキング郡のサル痘についてのページで確認できます。

2022年7月6日現在の世界全体の症例数は約7000例です。

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