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ノースショア学区、リモート学習へ移行 新型コロナウイルス感染拡大を懸念

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新型コロナウイルス感染拡大を懸念し、シアトルの北東にあるノースショア学区では9日からリモート学習へ移行しています。

ワシントン州のキング郡北部とスノホミッシュ郡南部にまたがるノースショア学区には小学校20校、ミドルスクール6校、高校4校、チョイススクール3校の合計33校があり、2万2000人以上の児童生徒が通学しています。現時点で新型コロナウイルスの感染者は確認されていませんが、教職員と児童生徒を感染から守るため、2週間にわたり学校を閉鎖することが決定されました。

このため、教職員は4日からリモート学習用の特設サイト「Classroom to the Cloud」の準備を進め、各クラスにウェブサイトを開設し、学習が必要な内容を毎日更新するシステムを整えました。同時に、コンピュータやインターネットのアクセスがない家庭には Chromebook を貸し出し、ホットスポットを提供することで、全員が確実にオンラインに移行できるよう対処しています。

学区では通常、朝食と昼食が提供されますが、オンライン学習期間中は昼食のみとなり、必要な家庭が指定の学校で昼食を受け取ることができるシステムとなっています。

保護者向けに数回にわたりオンラインで提供された説明会では、オンライン会議システムの Zoom が使われ、リアルタイムで質問できるシステムが採用されました。

ワシントン州でオンライン学習に移行した学区は、現時点ではノースショア学区のみ。大学では、先週、ワシントン大学が全米で初めて3つのキャンパスに通う約6万人の学生に冬学期の残り数週間にわたりオンラインで授業を提供すると発表。その後、シアトル大学とパシフィック・ルーテラン大学も同様に冬学期の残り期間をオンライン学習に移行すると発表しました。全米でも同様の動きが出ています。

学区責任者のミシェル・リード氏から保護者への通知がオンラインで公開されています。



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