サイトアイコン junglecity.com

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) アメリカの主なニュース 5月1日~5月7日

新型コロナウイルス

This illustration, created at the Centers for Disease Control and Prevention (CDC), reveals ultrastructural morphology exhibited by coronaviruses. Note the spikes that adorn the outer surface of the virus, which impart the look of a corona surrounding the virion, when viewed electron microscopically. A novel coronavirus, named Severe Acute Respiratory Syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2), was identified as the cause of an outbreak of respiratory illness first detected in Wuhan, China in 2019. The illness caused by this virus has been named coronavirus disease 2019 (COVID-19).
©Alissa Eckert, MS; Dan Higgins, MAMS

5月7日(木)

■ ワシントン州政府、カーウォッシュの営業再開を許可

ワシントン州政府が、経済活動再開のフェーズ1の一環として、カーウォッシュに営業を再開する許可を出しました。[もっと詳しく]

■ 除菌ワイプが品不足に Lysol は「夏まで供給が追いつかない」

今度は除菌ワイプ(disinfectant wipes)が品不足になっています。調査会社のニールセンによると、アメリカの Clorox もイギリスの Reckitt Benckiser(Lysol のメーカー)も商品の販売数は過去2か月で2倍以上になりました。ワシントン・ポストは、Lysol は夏まで供給が追いつかず、Reckitt Benckiser はいつ補充できるかわからないと発表していると報じています。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は16,231人、死者は891人

ワシントン州保健局が5月6日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。ダッシュボードの機能が増えています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。これまでピアス郡の次に感染者・死者の多かったヤキマ郡が感染者・死者数ともにピアス郡を上回っています。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 16,231人(昨日比326人増)
死者累計 891人(昨日比21人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 230,680(5,867件増)
陽性の割合 7.0%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性45% 不明2%
死者 女性45% 男性55% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 4%
20~39 30%
40~59 34%
60~79 23%
80歳以上 10%
不明 0%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 9%
60~79 38%
80歳以上 53%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,863人 死者480人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割されています。

5月7日午後2時に発表された最新情報:
感染者 6,863人(昨日比93人増)
死者 480人(昨日比6人増)※7%

■ Uber Eats、宅配の受け取り主も配達状況を見られる新機能を追加

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、注文した人と受け取る人の両方が配達状況を追跡できる機能を専用アプリに追加しました。[もっと詳しく]

■ ライドシェアの Lyft、マスクの着用を義務付け

ライドシェア大手の Lyft は、ドライバーにも乗客にもマスクの着用を義務付けると発表したと、CNN などが報じています。もう一つのライドシェア大手の Uber もマスクを義務付ける方向とのことですが、まだ決定したことは発表されていません。

■ 新型コロナウイルス感染拡大、ライドシェア大手にも影響

ライドシェア大手の Uber は第1四半期に29億ドルの最終損益を計上したと発表。食事の宅配サービス「Uber Eats」の売上高は53%増え、売上高は前年同期比14%増の35億4300万ドルでしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でライドシェアの利用者が減少し、従業員の約14%を解雇しています。一方、競合のLyft は新型コロナウイルス感染拡大の影響で17%にあたる約1,000人を解雇し、従業員の給与を10~30%削減しましたが、第1四半期は売上9億5570万ドル、純損失3億9810万ドルと発表。また、4月中旬までに75%減少したライドシェアが増加し始めていると発表しています。CNBC は、同社がドライバーを従業員ではなくコントラクターに分類したことでカリフォルニア州司法長官が新たな訴訟を起こしたと報じています。

■ ワシントン州ワラワラ郡が「COVID-19」パーティーについての発表を撤回

ワシントン州南東部のワラワラ郡の保健局が、住民が意図的に新型コロナウイルス感染者と集まって新型コロナウイルス感染症(COVID-19)になろうとするパーティーが開かれていたという発表を撤回したと KOMO などが報じています。当局によると、接触追跡によって集まりがあったことは判明しましたが、感染して回復する方が良いという考えに基づいたものではなかったことが、後日確認されたとのことです。

■ 新型コロナウイルス感染拡大、ファストフードチェーンの朝食メニューの売上に影響

新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための自宅待機命令により、出勤や旅行を含む移動が減ったことから、McDonald’s や Tim Hortons、Taco Bell などのファストフードチェーンの朝食メニューの売上が影響を受けていると、Business Insider などが報じています。一方、自宅で食べる朝食の Quaker ブランドを販売している PepsiCo は売り上げが急増していると発表しています。

■ ワシントン州の新規失業保険申請 4月26日から5月2日までの1週間で10万762件

ワシントン州では4月26日から5月2日までの1週間の新規失業保険申請が10万762件、合計108万6031件の申請があったと雇用安定局が発表しています。この1週間で50万4139人(前週から134人減)に対し合計6億3900万ドル(前週比3億4700万ドル減)が支払われ、その約3分の1は州の失業保険基金、約3分の2は連邦基金からとのことです。[もっと詳しく]

■ アメリカで失業者が増加の一途 先週1週間に320万人が新規に失業保険を申請

アメリカで先週1週間に320万人が新規に失業保険を申請したことがわかったと労働省が発表しました。公共ラジオの NPR ⁩は、過去7週間で失業者の合計が少なくとも3350万人に達していると報じています。

5月6日(水)

■ ワシントン州のインスリー知事、自宅待機を終わらせようと訴訟を起こし始めた政治家たちを批判

ワシントン州のインスリー知事が CNN の『Cuomo Prime Time』に出演し、自宅待機を終わらせようと訴訟を起こし始めた政治家たちについて「生物学的な無知と、ある種の人間の無情」「生物学の明確な科学を無視しようとしているだけ」と批判しました。司会のクオモ氏はニューヨーク州知事の弟でコロナから回復したばかり。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は15,905人、死者は870人

ワシントン州保健局が5月5日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。ダッシュボードの機能が増えています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。ピアス郡とヤキマ郡は5月5日時点でそれぞれ52人が死亡しています。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 15,905人(昨日比311人増)
死者累計 870人(昨日比8人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 224,813(5,360件増)
陽性の割合 7.1%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性45% 不明2%
死者 女性45% 男性54% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 4%
20~39 30%
40~59 34%
60~79 23%
80歳以上 10%
不明 0%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 38%
80歳以上 52%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,770人 死者474人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割されています。

5月6日午後3時に発表された最新情報:
感染者 6,770人(昨日比71人増)
死者 474人(昨日比4人増)※7%

■ ワシントン州の共和党議員ら、自宅待機命令の終了を求める訴訟を提出

ワシントン州の共和党議員らが、州知事による自宅待機命令の終了を求め、タコマ市の連邦地方裁判所に訴訟を起こしたと KING5が報じています。原告の弁護士は、ワシントン州での脅威は去ったと述べ、また、新型コロナウイルスは若年層に感染しない、重い基礎疾患がなければ60歳未満の人に影響しないと主張しています。

■ ニューヨーク市で子ども15人が川崎病に似た症状で治療 新型コロナウイルスに関係か

ニューヨーク市保健局の最近の発表によると、4月17日から5月1日の間に2歳から15歳までの子ども15人がニューヨーク市の病院で臓器や血管に炎症が起きる川崎病に似た症状で治療を受けたと報告されていると TIME などが報じています。新型コロナウイルス検査で4人は陽性、6人は陰性でしたが血液中にコロナウイルスからの回復を示唆する抗体が見つかったそう。全員が回復しましたが、半数は血圧を維持する必要があり、5人は人工呼吸器が必要だったとのことです。ヨーロッパでも同様の報告があります。

■ ワシントン州酒類・マリファナ管理局、カクテルのテイクアウトと宅配を許可

ワシントン州酒類・マリファナ管理局(Washington State Liquor and Cannabis Board)は6日、食事と一緒に購入した場合に限り、カクテルのテイクアウトと宅配を許可すると発表しました。これまでカクテルのテイクアウトは許可されていなかったため、カクテルバーは臨時休業、食事も提供するレストランやバーはカクテルを自宅で作るキットを販売するのみとなっていました。

■ マイクロソフト、在宅勤務を10月末まで奨励

マイクロソフト(本社:ワシントン州レドモンド)が、在宅勤務を10月末まで奨励すると社員に通知したと、GeekWire が報じています。同社はシアトル地域では54,000人近くの社員を雇用していますが、3月上旬に在宅勤務に切り替えました。先月29日に発表された第3四半期の決算は売上高が15%増の350億ドル、純利益は26%増の108億ドル。シアトル市に本社キャンパスのあるアマゾンも、シアトル地域の社員に10月末まで在宅勤務を奨励すると通知しています。

■ トランプ大統領、ホワイトハウスのコロナウイルス対策班は無期限で継続

トランプ大統領は6日、ホワイトハウスのコロナウイルス対策班は無期限で継続すると公式ツイッターに投稿しました。今後は「安全と経済再開」「ワクチンと治療」に焦点を当てるとのことです。昨5日は数週間以内の解散を示唆していました。

5月5日(火)

■ Costco、食肉購入制限を発表 会員一人あたり3個まで

Costco(本社:ワシントン州イサクア)が、食肉の購入数を会員一人あたり3個までに制限すると発表しました。食肉加工施設の従業員に新型コロナウイルス感染者が出て工場の閉鎖が相次ぎ、供給に影響が出ることが懸念されています。[もっと詳しく]

■ ファイザーとドイツの BioNTech が、アメリカで新型コロナウイルス感染症のワクチン候補の臨床試験を開始

アメリカの製薬会社ファイザーとドイツの BioNTech が、アメリカで新型コロナウイルス感染症のワクチン候補の臨床試験を開始したと、ニューヨーク・タイムズが報じています。成功すれば、9月に使用が開始される可能性があります。現時点で、他の製薬会社も同じアプローチでワクチンの開発を行っており、臨床試験を開始していますが、他のウイルスでこのテクノロジーを使ったワクチンは完成したことがありません。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は15,594人、死者は862人

ワシントン州保健局が5月4日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。ダッシュボードの機能が増えています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。ピアス郡とヤキマ郡は5月5日時点でそれぞれ52人が死亡しています。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 15,594人(昨日比132人増)
死者累計 862人(昨日比21人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 219,453(5/3から7,448件増)
陽性の割合 7.1%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性45% 不明2%
死者 女性45% 男性54% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 4%
20~39 29%
40~59 34%
60~79 23%
80歳以上 10%
不明 0%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 38%
80歳以上 53%

【入院件数】
4月26日時点
累計 5,135件

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,653人 死者467人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割されています。

5月5日午後2時に発表された最新情報:
感染者 6,653人(昨日比71人増)
死者 467人(昨日比4人増)※7%

■ オバマ夫妻、2020年度の卒業生に向けたスピーチやバーチャル卒業式への参加を発表

バラク・オバマ前大統領は5日、2020年度の卒業生に向けたスピーチやバーチャル卒業式を企画したと発表。「長年の努力と犠牲の集大成である卒業式に参加するのが大好きです。今年は直接お会いすることはできませんが、ミシェルと私は全国の2020年度の卒業生を祝い、皆さんとご家族にこの節目をお伝えできることを楽しみにしています」といったメッセージを公式ツイッターに投稿しました。オバマ前大統領は5月16日には歴史的黒人大学(HBCU)と高校の卒業生に向けたバーチャルイベントで演説し、6月6日には YouTube で開催されるバーチャル卒業式『Dear Class of 2020』にミシェル・オバマ夫人と出席し、卒業生へのスピーチを行うことが予定されています。

5月4日(月)

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は15,462人、死者は841人

ワシントン州保健局が5月3日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。ダッシュボードの機能が増えています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 15,462人
死者累計 841人
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 219,453(5/3から7,448件増)
陽性の割合 7.1%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,582人 死者463人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割されています。

5月4日午後4時5分に発表された最新情報:
感染者 6,582人(昨日比118人増)
死者 463人(昨日比5人増)※7%

■ カーニバル・クルーズ、年内のシアトル発のアラスカクルーズを中止

カーニバル・クルーズが4日に発表した最新情報によると、年内のシアトル発のアラスカクルーズ『Carnival Spirit Alaska』が中止されました。シアトル・タイムズによると、1回のクルーズによる経済効果は420万ドル。現時点で100近くのクルーズが中止され、今年後半にはまだ125のクルーズの運航が予定されています。

■ カーニバル・クルーズ、年内のシアトル発のアラスカクルーズを中止

カーニバル・クルーズが4日に発表した最新情報によると、年内のシアトル発のアラスカクルーズ『Carnival Spirit Alaska』が中止されました。シアトル・タイムズによると、1回のクルーズによる経済効果は420万ドル。現時点で100近くのクルーズが中止され、今年後半にはまだ125のクルーズの運航が予定されています。

■ ワシントン大学の IHME、社会的距離の緩和による感染拡大を予測

ワシントン大学の IHME は4日、新型コロナウイルス感染予測モデルを更新したことを発表。アメリカは過去数週間にわたり1日平均2,000人またはそれを上回る死者が報告される長期間の流行のピークにあり、多くの州が「社会的距離を緩和」することから、8月4日までの死亡者数は135,000人近くに達すると予測しています。[もっと詳しく]

■ ワシントン州のインスリー知事、一部の経済活動の再開許可に署名 明日5日から経済活動再開のフェーズ1スタート

ワシントン州のインスリー知事は4日、新型コロナウイルス感染拡大の抑制のため休業を余儀なくされていた一部の企業が今週にも再開することを許可する命令に署名しました。ワシントン州は4段階で経済活動を再開することが決定していますが、これにより、建設工事やその他の不可欠な経済活動に加え、明日5日から経済活動再開のフェーズ1に入ることになります。[もっと詳しく]

■ 最高裁判所が電話で口頭弁論 史上初

新型コロナウイルスの影響で最高裁判所内での審理も休止されていますが、史上初の電話での審理が4日に始まったと AP が伝えています。アメリカの特許商標庁と Bookings.com のドメインネームの商標登録についての裁判です。今日の口頭弁論はストリーミングされ、誰でも聴くことができる状態になっています

■ J.Crew Group が破産法第11章を申請

アパレルブランドの J.Crew と Madewell を展開している J.Crew Group が破産法第11章を申請したと CNN が報じています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で小売店の営業が全米で規制されていますが、同社は負債を整理して営業を続けて業績回復を図ると発表しています。

■ ニューヨークタイムズ、アメリカの死者数予測に関する政府内部情報を引用して報道

ニューヨークタイムズが、連邦緊急事態管理庁(FEMA)から入手したCDC(疾病予防管理センター)の内部情報を引用し、COVID-19による1日あたりの死者数は6月1日までに約3,000人に達すると予測していると報道。また、現在1日あたり約25,000件の新規患者が発生しており、今月末までには1日あたり20万件の新規患者が発生する可能性が高いという。これに対し、ホワイトハウスのジャッド・ディア報道官は、「これはホワイトハウスの文書ではなく、新型コロナウイルス対策班に提出されたものでもなければ、省庁間の審査を受けたものでもない」との声明を出しています。

5月3日(日)

■ トランプ大統領、アメリカの新型コロナウイルスによる死者は最大10万人に達するとの予測を発表

3日夜に Fox News で放送されたバーチャル「タウンホール」で、トランプ大統領がアメリカの新型コロナウイルスによる死者は最大10万人に達すると予測されていると述べたとニューヨーク・タイムズが報じています。3日の時点でアメリカの死者は67,000人を超えており、トランプ大統領は当初予測されていたよりも深刻な状況であることを認めつつ、経済の再開を強く求めています。

■ Whole Foods、買い物客にマスク着用を義務付け

Whole Foods が、従業員と他の買い物客の健康と安全を守るため、買い物客にマスクを義務付けると発表しています。持参しなかった買い物客には入口でフェイスマスクを提供するとのことです。また、すべての店舗で営業開始1時間前は60歳以上の方(UKでは70歳以上)、障害のある方、そしてCDCがハイリスクと定義づけている方のみの入店が可能です。

■ ネイティブアメリカンのマカー族のパンデミック対策

ワシントン州のオリンピック半島の最西端に居住区のあるネイティブアメリカンのマカー族。入植者が持ち込んだ病気で多数が死亡した悲惨な歴史があり、今回のパンデミックでも主権国家として部族を守るため、3月16日から外部の人は入れないようにしていることなどについてシアトル・タイムズが報じています。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は15,185人、死者は834人

ワシントン州保健局が5月2日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。ダッシュボードの機能が増えています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 15,185人(152人増)
死者累計 834人(4人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 212,005(4,690件増)
陽性の割合 7.2%

【誕生時の性別】
感染者 女性52% 男性46% 不明2%
死者 女性44% 男性55% 不明1%

【感染者 年齢別】
19歳以下 4%
20~39 29%
40~59 34%
60~79 23%
80歳以上 10%
不明 0%

【死者 年齢別】
19歳以下 0%
20~39 1%
40~59 8%
60~79 38%
80歳以上 53%

【入院件数】
4月26日時点 80件
累計 4,981件

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,464人 死者458人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」は、「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割されています。

5月3日午後3時に発表された最新情報:
感染者 6,464人 ※再集計で昨日発表から減少
死者 458人(昨日比2人増)※7.1%

キング郡住民で154人の陽性結果は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査ではなく、抗体検査にのみもとづいていたことから、集計数から除外されました。

■ FDA、スイスの製薬会社ロシュの抗体検査キットの緊急使用を承認

スイスの製薬会社ロシュの抗体検査キットの緊急使用を FDA が承認したとロイターが報じています。3月には同社の新型コロナウイルスを短時間で診断できる検査キットも緊急認可を受けています。

■ 新型コロナウイルスの感染者・死亡者 キング郡でも有色人種に偏り

シアトル・キング郡公衆衛生局は、キング郡の最新のデータから、感染者・死者が有色人種に不均衡に偏っていることが統計から明らかになったと発表しました。[もっと詳しく]

5月2日(土)

■ ブッシュ元大統領、アメリカに支持政党を超えた連帯を呼びかけ

ブッシュ元大統領が新型コロナウイルス感染拡大に直面しているアメリカに支持政党を超えた連帯を呼びかけるメッセージを出してトレンド入りしました。これに対し、トランプ大統領は弾劾裁判では支持政党を超えた連帯を呼びかけなかったブッシュ元大統領を批判するツイートをしています。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は15,003人、死者は830人

ワシントン州保健局が5月1日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 15,003人(366人増)
死者累計 830人(6人増)
感染者に対する死者の割合 5.5%
検査数累計 207,315(8,591件増)
陽性の割合 7.2%

【感染者 年齢別】
80歳以上 10%
60~79 23%
40~59 34%
20~39 29%
19歳以下 4%
不明 0%

【死者 年齢別】
80歳以上 52%
60~79 39%
40~59 8%
20~39 1%
19歳以下 0%

【誕生時の性別】
感染者 男性46% 女性52% 不明2%
死者 男性55% 女性44% 不明1%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,507人 死者456人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 Outbreak Summary Data Dashboard」は、5月1日から「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新するページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新するページに分割しました。

5月2日午後12時30分に発表された最新情報:
感染者 6,507人(昨日比100人増)
死者 456人(昨日比7人増)※7.0%

5月1日(金)

■ アメリカの航空会社、マスクの着用を義務付け

アメリカのデルタ航空ユナイテッド航空アメリカン航空が乗客にマスク着用を義務付けると発表しました。4月27日にジェットブルー航空が乗客にマスク着用を義務付けると発表したことに続いています。また、シアトルに本社のあるアラスカ航空もマスクの着用を5月11日から義務付けると発表しています。

■ キング郡の新型コロナウイルス感染拡大状況は把握できるのか

ワシントン州キング郡での新型コロナウイルス感染拡大状況を把握するため複数の研究が行われています。シアトル・キング郡公衆衛生局が1日に発表した情報では約6,300人の感染が確認されていますが、実際にはキング郡人口の約2%にあたる約46,000人が感染している可能性が高いと見られています。しかし、ベルビュー市にある Institute for Disease Modeling は推定15,000~108,000人が感染しているとの研究結果を発表しました。州全体では1日の時点で約14,600人の感染者が確認されていますが、MIT の研究では105,000人以上の感染者がいると見られています。シアトル・タイムズによると、検査が限られていることから、実際に確認された感染者数と推定される全感染者数に違いがあるのは驚くことではなく、他の地域のデータによると、実際の感染数は診断された感染数の10倍から20倍になる可能性があります。しかし、科学者たちが、感染の可能性がある地域全体に大まかな数字を出そうとしたのは今回が初めてとのことです。

■ 新型コロナウイルス ワシントン州の感染者は14,327人、死者は814人

ワシントン州保健局が4月30日午後11時59分集計の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。死者は男性が女性を上回っています。

感染者累計 14,637人(310人増)
死者累計 824人(10人増)
感染者に対する死者の割合 5.6%
検査数累計 198,724(4,743件増)
陽性の割合 7.4%

【感染者 年齢別】
80歳以上 10%
60~79 23%
40~59 34%
20~39 29%
19歳以下 4%
不明 0%

【死者 年齢別】
80歳以上 53%
60~79 38%
40~59 8%
20~39 1%
19歳以下 0%

【誕生時の性別】
感染者 男性46% 女性52% 不明2%
死者 男性55% 女性44% 不明1%

■ キング郡の新型コロナウイルス感染者6,407人 死者449人

ワシントン州で最多の人口を抱えるキング郡(約220万人)は、依然として州内で最も感染者・死者が多い状態が続いています。シアトル・キング郡公衆衛生局「COVID-19 data dashboards」が、5月1日付で「すべての感染者・死者・人口統計」をまとめて毎日更新されるページ(都市別、年齢別、Zip Code 別で感染者・死者数などの詳細を見ることができます)と、「有色人種コミュニティにおけるCOVID-19の影響を白人と比較して示したデータ」をまとめて毎週更新されるページに分割されました。

5月1日午後2時45分に発表された最新情報:
感染者 6,407人(昨日比99人増)
死者 449人(昨日比3人増)※7.0%

■ ワシントン州、自宅待機命令を5月31日まで延長 一部の経済活動は再開

ワシントン州のインスリー知事は1日に行った記者会見で、3月23日から州全域に出されている自宅待機命令を5月31日まで延長すると発表しました。「社会的距離の維持が効果を発揮し、感染拡大を抑制できているという継続的な証拠がある。我々はこのウイルスとの闘いにまだ勝利していない」と述べたインスリー知事は、今後の経済活動の再開について、それぞれの段階で社会的距離の維持や感染防止の対策を継続していくことを前提とした計画を発表しました。なお、人口が少なく、患者数も少ない郡では、他の地域よりも早くフェーズ2に移行する可能性があるとのことです。[もっと詳しく]

■ アメリカ政府、「レムデシビル」(remdesivir)を緊急認可

アメリカ政府は1日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院している患者の治療にアメリカのギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」(remdesivir)をFDA(食品医薬局)が使用することを緊急認可しました。



モバイルバージョンを終了