新型コロナウイルスについて、ワシントン州の情報を中心に、アメリカの主なニュースを掲載しています。
- 【一覧】新型コロナウイルス感染症 アメリカの主なニュース 2020年 | 2021年 | 2022年
- 検査・ワクチン接種・出入国規制・マスクなど まとめ
- 在シアトル日本国総領事館
- ワシントン州の感染・入院・死亡者数(ワシントン州保健局)
- 米国の感染・入院・死亡者数(CDC:疾病予防管理センター)
2022年4月15日(金)
■ ビクトリア・クリッパー、2年ぶりに運航を再開
シアトルのウォーターフロントとカナダのビクトリア間を運航する高速船ビクトリア・クリッパーが、2年ぶりに運航を再開しました。5歳以上の旅行者は、新型コロナウイルスのワクチン接種証明を携帯し、入国72時間前までにカナダ政府の公式サイト/アプリの ArriveCan で必要事項を提出しておく必要があります。
■ 外国人の新規入国 親族訪問を目的とする新規入国者の規制に変更あり
厚生労働省の公式サイトで公開されているQ&Aによると、4月6日の更新により、外国人の新規入国のうち、「親族訪問を目的とする新規入国者のうち、日本人・永住者の二親等以内の親族及び定住者の一親等以内の親族」の場合は、「特段の事情」があるものとして新規入国を認めることがある」となりました。この場合も、大使館または領事館にて日本入国のためのビザを取得する必要があります。詳細は厚生労働省の公式サイトで確認できます(該当箇所は26ページ)。
2022年4月14日(木)
■ 呼気サンプルで新型コロナウイルス検査 FDA が初の呼気分析器を緊急承認
FDA(食品医薬品局)は14日、呼気サンプルから新型コロナウイルス(COVID-19)への感染の有無を確認できる初の呼気分析器 『InspectIR COVID-19 Breathalyzer』 の緊急使用を承認しました。FDA のニュースリリースによると、この呼気検査器は機内持ち込み手荷物程度の大きさで、3分以内に結果を出すことができます。これまでに実施された症状のある人とない人を含む2409人を対象とした大規模な研究では、感度(テストが正しく識別した陽性サンプルの割合)は91.2%、特異度(テストが正しく識別した陰性サンプルの割合)は99.3%であることが示されました。また、陽性者が4.2%しかいない集団において、この検査は99.6%の陰性的中率を示したとのことです。「これは、病気の流行が少ない地域では、検査結果が陰性であったとしても、本当に陰性である可能性が高いということを意味している」。この検査は、オミクロン変異株に焦点を当てた臨床試験のフォローアップでも同様の結果となりました。
2022年4月13日(水)
■ ワシントン州保健委員会、COVID-19を就学に必要な予防接種に含めないことを決定
ワシントン州保健委員会(SBOH)は13日、現時点では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを K-12(幼稚園から高校まで)の就学時に受けておく必要のある予防接種に含めないことを決定しました。[もっと詳しく]
■ CDC、公共交通機関でのマスク着用義務を5月3日まで延長
CDC(疾病予防管理センター)は13日、公共交通機関でのマスク着用義務を5月3日まで延長すると発表しました。CDCによると、現在米国内の感染者の85%以上はオミクロン変異株の亜種BA.2によるもので、4月上旬以降、米国内の患者数の7日間移動平均が増加しています。この変化が入院や死亡を含む重症患者の増加、医療システムのキャパシティに及ぼす潜在的な影響を評価する間、マスクの着用義務が延長されることになりました。詳細は CDC の公式発表で確認できます。
2022年4月11日(月)
■ 長期コビッド 米国では推定2300万人以上に
米国リハビリテーション学会によると、ジョンズ・ホプキンス大学の新型コロナウイルスのデータで、米国で2300万人以上(ワシントン州では43万人)が急性期後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状(post-acute COVID symptoms)を抱えていると推定されることがわかりました。シアトル・タイムズによると、この推定では、COVID-19に感染して回復した人の30%が長期コビッド(long COVID)の症状を患っていると仮定していますが、これは2021年2月に発表された、177人の患者を感染から9カ月後まで追跡調査したワシントン大学の研究結果に基づく割合です。米国国立衛生研究所(NIH)が資金を提供している新たな全国規模の研究では、数千人の患者を4年間にわたり追跡調査する計画が進められています。