新型コロナウイルスについて、ワシントン州の情報を中心に、アメリカの主なニュースを掲載しています。
- 【一覧】新型コロナウイルス感染症 アメリカの主なニュース 2020年 | 2021年 | 2022年
- 検査・ワクチン接種・出入国規制・マスクなど まとめ
- 在シアトル日本国総領事館
- ワシントン州の感染・入院・死亡者数(ワシントン州保健局)
- 米国の感染・入院・死亡者数(CDC:疾病予防管理センター)
2022年4月28日(木)
■ キング郡公衆衛生局、長期療養施設の感染対策の指針を更新
キング郡公衆衛生局が、長期療養施設を対象とした感染対策の指針を更新しました。キング郡の公式サイトで確認できます。
■ 0歳から19歳の感染者数が引き続き増加
ワシントン州保健局が発表した4月3日から4月17日までのデータによると、0歳から19歳の子どもの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が引き続き増加しています。感染件数は2376件(10万人あたり126件)で、最も感染率が高かった教育サービス区(ESD)はESD121(ESD121(educational service district 121)は、シアトルやベルビューのあるキング郡、ピアス郡、キットサップ郡にまたがる教育サービス区)で、最も感染率が高かった年齢層は14~19歳、入院件数は17件(入院件数は減少)でした。2021年1月1日から2022年4月17日の間にワシントン州で死亡した子どもは合計16人となっています。ワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。
2022年4月27日(水)
■ ファウチ博士、「米国は本格的な爆発的流行期を脱した」
国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長で首席医療顧問のアンソニー・ファウチ博士は、26日に PBS News Hour に対し、「今、この国は、確かにパンデミックの段階を脱した。つまり、1日に90万人が新たに感染し、何万人もが入院し、何千人もの死者が出ているわけではない。今は低い水準にある」「パンデミックとは、世界中で感染症が急速に広がるという意味。世界の状況を見れば、このパンデミックがまだ進行中であることは間違いない」と述べました。翌27日、ファウチ博士はワシントン・ポストの取材でその見解を拡大して明確化し、米国は "本格的な爆発的流行期" を脱しましたが、「パンデミックは終わっておらず、ウイルスが変異して感染力の強い亜種が生まれ続けているため、米国ではまだ新しい波が来る可能性はある」と解説しています。「米国では、数の減少から、よりコントロールされた地域的流行(endemicity)へ以降する段階にある」。ワシントン・ポストは、ファウチ博士や他の感染症専門家は、人々はこれまでの感染とワクチン接種によって十分な免疫を獲得しており、入院や死亡の壊滅的な急増が再び起こることを避けることができると期待していると報じています。
2022年4月26日(火)
■ カマラ・ハリス副大統領が新型コロナに感染
カマラ・ハリス副大統領が新型コロナに感染したとホワイトハウスが発表しました。NPR などによると、ハリス副大統領は無症状で、自宅で隔離中です。先週はカリフォルニア州に行って月曜日に首都ワシントンDCに戻ったことから、バイデン大統領には直接面談していないとのこと。
2022年4月25日(月)
■ 5~11歳のワクチン未接種の子どもは、カナダ入国前の検査が不要に
カナダ政府は、4月25日から、ワクチン接種を完了した大人が同伴する5~11歳のワクチン未接種の子どもは、カナダに入国する前の新型コロナウイルス感染症検査が不要になったと発表しました。5歳未満の子どもは、ワクチン接種の有無にかかわらず、検査は必要ありません。詳細はカナダ政府の公式サイトで確認できます。
■ キング郡の患者数 CDCのCOVID-19コミュニティレベルの「中」リスクに
4月25日付の最新データによると、キング郡の患者数は、CDCのCOVID-19コミュニティレベルの「中」リスク(7日間で10万人あたり200人以上の新規患者)であることがわかりました。キング郡公衆衛生局は、「感染リスクが高まっている」として、対策の強化を呼びかけています。
2022年4月24日(日)
■ 「パクスロビド」(Paxlovid)の製造が増加
アメリカでは、昨年12月に承認された新型コロナウイルスの経口薬「パクスロビド」(Paxlovid)の製造が増加し、患者が減少したところから、十分な供給量が用意されている状態にあるとされています。ファイザーが開発したこの飲み薬は、入院や死亡を含む重症化リスクが高い成人および小児患者(12歳以上、体重40kg以上または約88ポンド以上)が、新型コロナウイルス感染症の診断を受けた後、できるだけ早く、発症から5日以内に服用を開始する必要があります。FDAは「パクスロビドは、処方箋でのみ入手できるもので、ウイルスにさらされる前や後に予防として服用することは承認されていない。また、新型コロナウイルスのワクチン接種とブースター接種が推奨される人にとって、ワクチン接種の代用になるものではない」としています。