MENU

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) ワシントン州の主なニュース 1月31日~2月6日

  • URLをコピーしました!
新型コロナウイルス

©Alissa Eckert, MS; Dan Higgins, MAMS

2021年2月6日(土)

■ FEMA、ワシントン州でのワクチン配布に少なくとも2億7500万ドルを提供

FEMA(Federal Emergency Management Agency:連邦緊急事態管理局)がワシントン州でのワクチン配布に少なくとも2億7500万ドルを提供することを5日に発表したと、シアトル・タイムズが報じています。ワシントン州保健省(DOH)はワクチン配布場所の確保・保管・輸送・投与にかかる費用に充てる予定ですが、依然としてワクチンの供給量に影響を受けていることから、これによってワクチンの接種が加速化することにはならず、ワクチンの供給量が増加した時に対応できるよう「リソースを配置し続ける」ことを可能にするとのことです。FEMAによると、今後3カ月以内にさらに助成金が提供される予定です。

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数32万146人 前日比491+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

2月5日集計:
累計感染者数 320,146人(前日比491+)
累計入院者数 18,283人(前日比127+)
累計死者数 4,449人※土日は更新なし
累計検査数 4,716,859
ワクチン接種回数 833,935
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、1,000件の重複がある可能性があります。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ ワシントン州、集団予防接種センターでの第3週の予約受付開始

ワシントン州保健局は6日、スポケーン市、リッジフィールド市、ウェナチー市、ケネウィック市の集団予防接種センターでの第3週の予約受付を開始したと発表しました。これら4つの集団予防接種センターは1月26日にオープンし、すでに2万5000人以上が接種を受けています。

2021年2月5日(金)

■ Kroger、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたQFC と Fred Meyer の従業員に100ドル進呈

QFC と Fred Meyer の親会社 Kroger が、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた従業員に100ドルを提供すると発表したと、シアトル・タイムズが報じています。健康上の理由や宗教上の理由でワクチン接種を受けられない従業員は健康と安全についての教育コースを受講することで100ドルを受け取ることができるとのことです。

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数31万9371人 前日比1,557+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

2月4日集計:
累計感染者数 319,371人(前日比1,557+)
累計入院者数 18,156人(前日比85+)
累計死者数 4,449人(前日比33+)
累計検査数 4,694,650
ワクチン接種回数 833,935
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、650件の重複がある可能性があります。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ 運輸保安局(TSA)、マスク着用違反に罰金

運輸保安局(TSA)は2月2日から空港を含む商業・公共交通機関においてマスク着用義務の執行を強化しており、マスクの着用義務を怠った場合、1,000ドル以上の罰金に直面する可能性があることを発表しました。初犯者には250ドル、再犯者には最大1,500ドルの罰金を科すとのことです。

■ ワシントン州、ワクチンの分配先を調整 ワクチン接種の加速化を目標

ワシントン州政府は、これまで州に分配されるワクチンの70%を病院に提供してきましたが、フェーズ1Aで医療関係者の接種が進み、病院よりも一般での接種が必要とされる状態になってきたことから、集団予防接種センターなどへの配分を増加していると発表しました。

36%: 集団予防接種センター(mass vaccination sites)
23%: 病院(hospitals)
19%: コミュニティのヘルスセンター(community health centers)
19%: 薬局(pharmacies)
3%: 部族とアーバン・インディアン・プログラム(tribes and Urban Indian Programs)

ワシントン州では今週、600以上の施設が初回投与のために35万8000回分以上のワクチンを要求しましたが、連邦政府から分配された初回投与のワクチンはわずか10万7125回分となりました。また、2回目の投与には州に割り当てられた5万8725回分を1万4000回分うわまわる量が要求されていました。連邦政府はワクチンの増産を約束しています。

■ ワシントン州、2回目の接種も終わった人は州人口の8.32%

ワシントン州では2月1日時点で77万3346人がCOVID-19ワクチンを接種しており、これは州内の医療機関や長期療養施設に分配された116万850回分の60%以上にあたります。州人口に占める割合は初回の接種が終わった人は1.87%、2回目の接種も終わった人は8.32%となっています。現在、ワシントン州では1日平均2万7902回分のワクチン接種が行われており、1日4万5000人にワクチンを接種するという目標に近づいています。ワシントン州のワクチン接種状況は、ワシントン州保健局のダッシュボードの 『Vaccinations』 タブで週3回更新されます。パンデミックが始まってからこれまでにワシントン州で報告された感染者は累計31万7878人。

2021年2月4日(木)

■ シアトル公立学区、Pre-K から1年生までの対面授業再開を延期する可能性

日本の約半分ぐらいの面積のあるワシントン州では、新型コロナウイルスの感染状況が郡や地域で異なるため、対面授業の再開状況も学区によって異なります。州最大の生徒人口を抱えるシアトル公立学区は3月1日にプリスクール、キンダーガーテン、1年生の対面授業を再開し、残りの生徒は秋の新学年の開始から対面授業の再開を予定していましたが、デニス・ジュノー学区長はシアトル教育協会との交渉が続いていることを理由に、3月1日までに Pre-K から1年生までの生徒が対面授業を行うことは「考えにくい」と発表したと KUOW が報じています。

■ 新型コロナウイルスによるアメリカの死者数が45万5000人超え

ジョンズ・ホプキンズ大学の集計で、新型コロナウイルスによるアメリカの死者数が45万5000人を超えたことがわかりました。4日午後5時23分時点で、死者数は45万5602人、感染者数は2667万2920人。

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数31万7878人 前日比1,624+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

2月3日集計:
累計感染者数 317,878人(前日比1,624+)
累計入院者数 18,071人(前日比84+)
累計死者数 4,416人(前日比28+)
累計検査数 4,670,815
ワクチン接種回数 773,346
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、660件の重複がある可能性があります。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ ジョンソン・エンド・ジョンソン、FDA に新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を申請

Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)が開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を FDA(食品医薬品局)に申請したと NPR が報じました。同社のワクチンは1回の接種で完了し、超低温での保管が必要なく、有効性が66%とされています。

■ 休館中のベルビュー美術館、2月6日から再開

新型コロナウイルス感染対策で休館しているベルビュー市のベルビュー美術館が、2月6日から再開すると発表しました。当面は金曜から日曜の午前11時から午後5時までで、入館日時を指定したチケットを事前にオンラインで購入する必要があります。詳細は公式サイトで確認できます。

■ カナダ政府、カナダ海域で100人以上が乗るクルーズ船の運航を2022年2月28日まで禁止

カナダ政府は、カナダ海域で100人以上が乗船するクルーズ船の運航禁止を2022年2月28日まで延長すると発表したと KING5が報じています。また、12人以上が乗船する船舶の北極海での運航も禁止されています。

■ ファウチ博士、一般からの質問に公式ツイッターで回答

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長で、バイデン政権の首席医療顧問を務めるファウチ博士が、ホワイトハウスの COVID-19対策チームの公式アカウントで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とワクチン開発のサイエンスに関する質問に約1時間にわたり回答しました。

■ vaccination card からの個人情報盗難に注意

「ワクチン接種を受けたことをソーシャルメディアでシェアする際、個人情報が記載された vaccination card の写真をシェアしないように」との Better Business Bureau の呼びかけを、シアトル・タイムズが紹介しています。フルネーム、誕生日、ワクチンを打った場所などが記載されている vaccination card の写真からアイデンティティが盗まれる可能性があることが指摘されています。

■ アメリカの全人口の8%が少なくとも1回目のワクチンを接種

ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策チームによると、アメリカで少なくとも1回目のワクチンの接種を受けた人の割合が全人口の8%になりました。先週から2%増加しています。アメリカの人口は約3億3100万人で、8%は約2648万人。

2021年2月3日(水)

■ マイクロソフト、本社キャンパスにワクチン接種センター開設を発表

マイクロソフトがワシントン州レドモンド市の本社キャンパスにあるカンファレンス・センターに新型コロナウイルスのワクチン接種センターを開設することを発表したと KING5などが報じています。同社は技術提供などのサポートを行い、EvergreenHealth と Overlake Medical Center & Clinics が実際にワクチンを接種する人員を配備します。現在、ワシントン州のワクチン接種計画では医療関係者・第一対応者・65歳以上・複数世代で同居している50歳以上が対象となっています。

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数31万6294人 前日比1,645+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

2月2日集計:
累計感染者数 316,294人(前日比1,645+)
累計入院者数 17,987人(前日比95+)
累計死者数 4,388人 ※更新なし
累計検査数 4,645,828
ワクチン接種回数 773,346
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、560件の重複がある可能性があります。また、現時点でアメリカで認可されているワクチンは接種を2回受ける必要がありますが、1回目のワクチン接種を受けた人は州人口の8.33%、2回目のワクチン接種を受けた人は州人口の1.87%。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ ワシントン州保健局「状況が改善している兆候はあるが、引き続き感染対策を」

ワシントン州保健局は、ワシントン州で状況が改善している兆候と懸念すべき理由を示す新型コロナウイルスに関する最新のワシントン州全体の状況報告を発表しました。[もっと詳しく]

■ 教師の予防接種と学校の安全な再開 CDC の公式ガイダンスは未発表

CDC(疾病予防管理センター)所長のロシェル・ワレンスキー博士は、3日にホワイトハウスで行われた会見で、「教師が新型コロナウイルスの予防接種を受けていない場合でも、学校は安全に再開できる」「教師のワクチン接種は、対面授業を安全に再開するための前提条件ではない」と述べました。CNBC によると、ジェン・サキ報道官は同日の別の会見で、ワレンスキー博士のコメントはCDCからの "公式のガイダンス" ではなかったとして撤回し、また、「ワレンスキー博士がここに同席していれば、"CDC は教師の予防接種と学校の安全な再開を確保するために必要とされることについて CDC から公式のガイダンスを発表していない" と言うだろう」と述べました。CDC の予防接種の実施に関する諮問委員会は、医療従事者と長期療養施設入居者などの次の「最前線の重要な労働者」(frontline essential workers)に教師を含めていますが、多くの教師はまだワクチン接種を受けられていません。

■ キング郡、対面授業再開のためのガイダンスを更新

シアトルのあるキング郡が、対面授業再開のためのガイダンスを更新しました。キング郡の King County Schools COVID-19 Response Toolkitは、1月25日に発表されたワシントン州の『K-12 Schools 2020-2021 Guidance』を補足するものです。

■ ファウチ博士「スーパーボウル観戦で集まらないように」

2月7日に開催される NFL 優勝決定戦のスーパーボウルは、祝日ではありませんが、アメリカでは大きなイベントの一つ。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックの最中であることから、ファウチ博士は「スーパーボウル観戦は同居している人とのみにするように」と呼びかけています。

2021年2月2日(火)

■ ピアス郡公衆衛生局 ワクチン接種の予約が30分以内で満員

ピアス郡公衆衛生局が2月2日にワクチン接種の予約受付を2日午前9時に開始したところ、30分以内で満員となりました。詳細はピアス郡公衆衛生局の公式サイトで確認できます。

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数31万4692人 前日比1,236+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

2月1日集計:
累計感染者数 314,692人(前日比1,236+)
累計入院者数 17,892人(前日比80+)
累計死者数 4,316人 ※更新なし
累計検査数 4,614,768
ワクチン接種回数 728,636
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、270件の重複がある可能性があります。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ 休館中のシアトル美術館、3月5日に入場制限して再開

新型コロナウイルス感染対策で休館しているダウンタウンのシアトル美術館が、3月5日(金)に再開すると発表しました。[もっと詳しく]

■ アメリカ合衆国国立公園局、2月2日からマスク着用を義務化

国立公園局(National Park Service)は2日、すべての国立公園で、職員、ビジター、パートナー、請負業者にマスク着用を義務付けると発表しました。[もっと詳しく]

■ バイデン政権、全米約6,500軒の薬局にワクチンを配分する計画

バイデン政権は、新型コロナウイルスのワクチン接種を加速化するため、来週から全米約6,500軒の薬局(pharmacy)にワクチンを分配する計画を発表しました。AP通信によると、ホワイトハウスは来週から100万回分のワクチンを全国の約6,500軒の薬局に配布し、今後数週間にわたり州や米国領に直接送るワクチンの毎週の割り当てを50万回分引き上げ、最大1050万回分に引き上る予定です。

■ 日本政府、10都府県の緊急事態宣言を3月7日まで1カ月延長

日本政府は2日(日本時間)、東京など10都府県に出されている緊急事態宣言を3月7日まで1カ月延長すると決定しました。なお、当初含まれていた栃木県は状況が改善しているとして緊急事態宣言が解除されます。

2021年2月1日(月)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス感染状況 累計感染者数31万3335人 前日比851+

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。

1月31日集計:
累計感染者数 313,335人(前日比851+)
累計入院者数 17,812人(前日比106+)
累計死者数 4,316人
累計検査数 4,597,590
ワクチン接種回数 728,636
死亡率 1.4%

ワシントン州保健局によると、11月21日から30日の陰性結果のデータが現在も不完全なままです。詳細はワシントン州保健局の公式サイトで確認できます。

■ キング郡、飲食店での感染を抑制するためのガイダンスを更新

シアトルのあるキング郡は、2月1日にワシントン州の経済活動・社交再開計画『ヘルシー・ワシントン』のフェーズ2に移行しました。キング郡の Safe Start for Taverns and Restaurants(SSTAR)では、飲食店での感染を抑制するためのガイダンスを提供しています。SSTAR担当者が店舗のインスペクションを行う際にチェックするポイントは「What will the SSTAR program look for when during site visits?」で確認できます。full(完全に準拠している)、partial(一部のみ準拠している)、out of compliance(まったく準拠していない)の3段階で評価され、72時間以内に完全に準拠することが求められます。72時間以内に準拠しなかった場合は準拠するまで営業停止となり、一般に告知されます。

■ 国土安全保障省「接種センターで移民法の執行はしない」

国土安全保障省が、「アメリカに住む人がワクチン接種を受ける事は道徳的かつ公衆衛生において必須であることから、不法滞在者も接種を受けて自分と家族、地域社会を守ることが重要であり、接種センターで移民法の執行はしない」との声明を出しています。

■ 連邦政府、自宅検査キット製造工場設置でオーストラリア企業と契約

連邦政府は1日、新型コロナウイルスの自宅検査キットの米国工場設置でオーストラリアの Ellume 社と契約したと発表しました。費用は2億3180万ドル。昨年12月、FDA(食品医薬品局)は、米国での臨床検査で96%の正確性が確認されたとして、この検査キットの緊急使用許可を出していました。NPR によると、今回の国防総省との契約により、同社は米国内に工場を設置し、1日あたり50万個以上の検査キットの製造が可能になるとしています。このキットの購入に処方箋は必要ありません。

■ 失業手当を申請した少なくとも140万人のワシントン州民の個人データが流出

ワシントン州監査局が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で失業者が増加した2020年に失業手当を申請した少なくとも140万人のワシントン州民の個人データがデータ転送で使用したソフトウェアのハッキングにより流出した可能性があると発表しました。シアトル・タイムズによると、流出したとされるのは昨年1月1日から12月10日にワシントン州雇用安定局(ESD)で失業保険申請をした人の Social Security Number(社会保障番号)や銀行口座情報などの個人データです。詳細・対策の説明はワシントン州監査局の公式サイト参照。

■ キング郡、2カ所のコミュニティ・ワクチン接種センターでのワクチン接種を開始

キング郡が南部のケント市とアーバーン市に設置した新型コロナウイルスのコミュニティ・ワクチン接種センターでのワクチン接種が始まりました。このワクチン接種センターはキング郡南部在住者が対象ですが、感染する可能性が最も高く、従来の医療システムでワクチンにアクセスすることに障壁がある人のみを対象としています。1週間で3000人のワクチン接種が目標。すでに2月中旬まで予約が入っているため、希望者はオンラインで早く予約する必要があります。詳細はシアトル・キング郡公衆衛生局の公式サイトで確認できます。ワシントン州保健局による日本語での説明はこちら

1)75歳以上または
2)50歳以上で、一人暮らしができない・近親者と同居している・近親者のケアをしている
3)一人暮らしができない50歳以上の人のケアをしている(有償・無償は関係なく)

■ PCC、「時給の引き上げではなく、食料品店の従業員のワクチン接種を」

シアトル市議会で可決され、シアトル市長の署名により2月3日に発効する食料品店を対象とした危険手当条例(Hazard Pay Ordinance: CB1119990)について、シアトルに本社のある PCC Community Markets は対象からの除外と、食料品店従業員のワクチン接種の加速化に焦点を当てることを求めています。その理由として、同社は「対策を強化している」「昨年2月から現時点までで職員1710人のうち感染者は36人で、感染経路は店とは無関係と確認されている」「そもそも収益が非常にわずかであることから、時給増加が悪影響をもたらす」といったことを挙げています。

■ ワシントン州の2地域が経済活動・社交再開計画の「フェーズ2」へ移行

シアトル大都市圏の3郡で構成されるピュージェット・サウンド地域と、オリンピック半島南部の4郡が、経済活動・社交再開計画『ヘルシー・ワシントン』の「フェーズ2」へ移行しました。4つの指標のうち3つの指標を満たせばフェーズの移行ができます。しかし、「フェーズ2で許可される行動なら感染しない・感染させない」という保証があるわけではありません。シアトル・キング郡公衆衛生局は注意深く行動するよう呼びかけています。

■ 今年1月のアメリカの新型コロナウイルスによる死亡者数は9万5千人以上

今年1月にアメリカだけで9万5千人以上が新型コロナウイルスに感染して死亡したことがわかったと、AP通信が伝えています。1日の平均は3,150人。これにより、アメリカで新型コロナウイルス感染症により死亡した人の数は44万人を超えました。しかし、「2月に入り、、COVID-19で入院している人の数が2カ月ぶりに10万人を下回った。新規感染者数は1日平均約14万8000人で、1月半ばの約25万人から減少している。50州すべてで感染者は減少傾向にある」という良い傾向も見られるとのことです。

■ 日本政府、新型コロナウイルス感染症の空港での検疫強化対象にオレゴン州などを追加

日本政府は1日(日本時間)、検疫の強化の対象となる国・地域に、アメリカ合衆国(オレゴン州、サウスカロライナ州、デラウェア州)、カナダ(アルバータ州)及びブルガリアを追加しました。国内で変異ウイルスの感染者が確認された国・地域からのすべての入国者は、出国前72時間以内の検査証明が必要とされます。また、検査証明を提出できない帰国者は、検疫所が確保する宿泊施設での待機が必要とされます。詳細は外務省の公式サイトで確認できます。

2021年1月31日(日)

■ キング郡、2カ所のコミュニティ・ワクチン接種センターを開設

キング郡は、2月1日(月)に、ケント市とアーバーン市に新型コロナウイルスのコミュニティ・ワクチン接種センターを開設します。これらのキング郡南部のワクチン接種センターは、キング郡南部在住者で、感染する可能性が最も高く、従来の医療システムでワクチンにアクセスすることに障壁がある人のみを対象としています。

■ スノホミッシュ郡公衆衛生局、ワクチン不足で一部の接種センターを2日間にわたり休業

スノホミッシュ郡が、ワクチンの不足により、エベレット市、エドモンズ市、モンロー市のワクチン接種センターを2月1日・2日の2日間にわたり休業すると発表しました。アーリントン市の接種センターはファイザーのワクチンの接種を継続できるとのことです。これらのセンターの利用には予約が必要です。

■ ワシントン州民の6.75%、少なくとも1回目のワクチン接種を完了

ワシントン州保健局が、1月30日時点でワシントン州民の6.75%が少なくとも1回目のワクチン接種を完了したと発表しました。2回目のワクチンを受けた人は1.38%。現在アメリカで認可されているファイザー/ビオンテックとモデルナのワクチンは2回の接種が必要です。ワシントン州のワクチン接種状況は、同局の公式サイトで確認できます。

■ ノースショア学区、一部の生徒の対面授業の再開を3月から開始する計画を発表

生徒24,000人と教職員3,000人を抱えるノースショア学区は、次のグループを優先し、3月から段階的に対面的に移行していくことを計画していると発表しました。

  • 最も年齢が低く、最も弱い立場にある生徒(幼児教育支援プログラムのECEAPと Headstard)
  • 幼児プログラムの生徒
  • アダルト・トランジション・プログラム(ATP)の生徒
  • Functional Skills&Academics(FSA)プログラムに参加している生徒
  • 私たちの幼稚園と1年生の生徒

なお、ノースショア学区は、保護者・教職員のアンケート調査や見通し、パンデミックの状況などを見ながら、引き続き計画を調整していくとのことです。



  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ