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新型コロナウイルス感染症 アメリカ、ワシントン州の主なニュース 8月15日~8月21日

新型コロナウイルス

2021年8月21日(土)

■ FDA、新型コロナウイルス予防・治療に「家畜用イベルメクチンを飲まないように」と公式警告

米国で新型コロナウイルス予防・治療に家畜用イベルメクチンを飲んで入院する人が増えていることから、FDA(食品医薬局)は21日、「あなたは馬ではない。牛でもない。本気でやめなさい」と、公式ツイートに投稿しました。FDAは、ヒトにおける新型コロナウイルスの治療または予防にイベルメクチンを使用することを承認しておらず、「イベルメクチンの錠剤は、いくつかの寄生虫(parasitic worms)に対して非常に特異的な用量で承認されており、アタマジラミ(head lice)や酒さ様皮膚炎(rosacea)のような皮膚疾患に対する局所(皮膚)製剤がある。イベルメクチンは、抗ウイルス剤(ウイルスを治療する薬)ではない」「この薬を大量に服用することは危険であり、深刻な副作用を引き起こす可能性がある」「イベルメクチンを処方された場合は、合法的な供給元から入手し、処方箋通りに服用すること。動物用の薬を自分に使わないこと。動物用のイベルメクチン製剤は、人間用に承認されたものとは大きく異なる」と警告しています。詳細は FDA の公式サイトで確認できます。
※イベルメクチン(Ivermectin)のアメリカ英語での発音は「アイヴァーメクティン」に近い。

2021年8月20日(金)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス流行状況

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの流行状況を発表しました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

8月19日集計:
累計感染者数 528,453人(前日比+3808)
累計入院者数 29,491人(前日比+198)
累計死者数 6,356人(前日比+26)
死亡率 1.2%

■ ベントン郡とフランクリン郡の保安局「マスク着用規定を強制しない」

ワシントン州では8月23日からワクチン接種の有無に関わりなく屋内の公共スペースでマスクを着用することが義務化されます。しかし、ローカル局の KOMO によると、ベントン郡とフランクリン郡の保安局がこれを強制しないと Facebook で発表しました。

■ 米国、カナダおよびメキシコからの陸路およびフェリーでの不要不急の入国制限を9月21日まで延長

米国は今日、「デルタ型を含む新型コロナウイルスの感染拡大を最小限に抑えるため」という理由で、カナダおよびメキシコからの陸路およびフェリーでの不要不急の入国制限を9月21日まで延長すると発表しました。必要不可欠な貿易および渡航を維持する措置を継続されます。一方、カナダは今月9日からワクチン接種を完了した米国在住の米国市民と米国永住権保持者を対象に、観光など不要不急の目的でのカナダへの入国規制を緩和しています

■ TSA、公共交通機関でのマスク着用義務を2022年1月18日まで延長

TSA(運輸保安局)は、新型コロナウイルスの拡散を抑制するため、公共交通機関でのマスク着用の義務付けを2022年1月18日まで延長すると発表しました。この規制は9月14日に期限が切れることになっていました。これにより、米国の空港、トランジットセンター、駅、飛行機、電車、バス、ストリートカーなどの公共交通機関では、ワクチン接種の有無に関わらず、引き続きマスクをする必要があります。詳細は TSA の公式サイトで確認できます。

2021年8月19日(木)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス流行状況

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの流行状況を発表しました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

8月18日集計:
累計感染者数 524,670人(前日比+3976)
累計入院者数 29,293人(前日比+152)
累計死者数 6,330人(前日比+33)
死亡率 1.2%

■ アメリカン航空、2022年までエコノミークラスでのアルコール提供を中止

アメリカン航空は、TSA(運輸保安局)が空港や飛行機でのマスク着用を2022年1月18日まで延長したことを受け、エコノミークラスでアルコールを提供しないと乗務員に通達しました。USA Today によると、多くの航空会社は今夏にアルコール販売を再開しましたが、アメリカン航空は乗客が問題行動を起こす事件が発生したため、当初のマスク着用義務の終了日である9月13日までアルコール販売を中止すると述べていました。アメリカン航空はファーストクラスでアルコールを提供しています。

■ 米国でのブースターショット ジョンソン・エンド・ジョンソンの場合は?

米国政府は18日、「9月20日の週からファイザーまたはモデルナの2回目の接種から8カ月後に追加接種(ブースターショット)を提供する」と発表しました。AP によると、公衆衛生総監は米国で認可されているもう一つのワクチンである1回接種のジョンソン・エンド・ジョンソンについて「おそらくブースターが必要になるだろう」とコメントしており、当局は今後数週間で決定するため、さらに多くのデータが集まることを期待しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、ファイザーとモデルナのワクチンの接種が開始された昨年12月から数カ月後の今年3月に接種が開始されたこと、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは製造方法が異なること、また、ファイザーとモデルナのワクチンは、米国で主流となる前にデルタ型変異株による感染が報告された国で広く使用されているため、デルタ型に対する耐性についてより多くのデータがあることなどが理由に挙げられています。

■ シアトルの芸術団体、公演でのマスクとワクチン接種に関する規定を発表

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、シアトルの芸術団体は昨年の春から今年の春まで公演の中止や延期、オンラインでのストリーミングへの切り替えなどの対応に迫られました。でも、この秋に始まる2021-2022シーズンは、感染拡大防止対策に沿う形で、劇場公演を再開する団体が増えています。[もっと詳しく]

2021年8月18日(水)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス流行状況

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの流行状況を発表しました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

8月17日集計:
累計感染者数 520,733人(前日比+3533)
累計入院者数 29,141人(前日比+162)
累計死者数 6,297人(前日比+28)
死亡率 1.2%

■ 米国政府、9月20日の週からブースターショットの提供開始を計画

米国政府は、9月20日の週から、ファイザーまたはモデルナの2回目の接種から8カ月後に、追加接種(ブースターショット)を提供する計画を発表しました。医療従事者やナーシングホームの入居者、その他のシニアなど、予防接種の開始時期が最も早かったグループから追加接種を始める計画です。また、予防接種の開始が早かったことや新型コロナウイルス感染のリスクが高まっている状態が続いていることから、長期療養施設の入居者にも同時にワクチンが配布される予定です。詳細は CDC の公式サイトで確認できます。

■ ワシントン州、教職員にワクチン接種など義務化 屋内でのマスク着用義務を拡大

18日に州都オリンピアで行われた記者会見で、ワシントン州のインスリー知事は教職員のワクチン接種義務化を承認し、来週から屋内でのマスク着用を再び義務化することを発表しました。ワクチン接種が義務化されるのは、K-12(キンダーガーテンから12年生)の公立学校、私立学校、チャータースクールで勤務する学校教員、学校職員、コーチ、バス運転手、学校ボランティアなど、学校施設で働く人。[もっと詳しく]

■ ピアス郡、屋内でのマスク着用を再び義務化

ワシントン州ピアス郡で、屋内でのマスク着用が再び義務化されました。5歳以上の人は、新型コロナウイルスの予防接種の有無にかかわらず、屋内の公共スペースと、身体的距離を維持できない屋外の公共スペースの両方で、マスクを着用する必要があります。これには、小売店、食料品店、政府機関など、一般市民が自由に立ち入ることができるあらゆるビジネスや公共スペースが含まれます。詳細はこちら

■ 医療機関でも労働力不足 ワシントン州の病院は深刻な過密状態

労働力不足はレストランや小売店に限ったことではなく、医療機関にも及んでいます。シアトル・タイムズによると、その影響でワシントン州の病院では深刻な過密状態が続いており、ワシントン州の病院の病床は定員に達し、患者の他の施設への移動や手術の中止、廊下での患者のベッド設置などで対応する必要に直面しています。

2021年8月17日(火)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス流行状況

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの流行状況を発表しました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

8月16日集計:
累計感染者数 517,214人(前日比+2385)
累計入院者数 28,979人(前日比+175)
累計死者数 6,269人(前日比+21)
死亡率 1.2%

■ TSA、公共交通機関でのマスク着用義務を2022年1月18日まで延長

運輸保安局 TSAは、新型コロナウイルスの拡散を抑制するため、マスク着用の義務付けを2022年1月18日まで延長すると発表しました。この規制は9月14日に期限が切れることになっていました。これにより、米国の空港、トランジットセンター、駅、飛行機、電車、バス、ストリートカーなどの公共交通機関では、ワクチン接種の有無に関わらず、引き続きマスクをする必要があります。なお、2歳未満や障害のためにマスクを安全に着用できないなどの理由がある人は対象外です。

■ ワシントン州で12歳以上の71.5%が少なくとも1回の接種を完了

ワクチン接種率は少しずつではあるものの、引き続き増えてはいます。8月16日時点で、ワシントン州で12歳以上の71.5%が少なくとも1回の接種を終えました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。CDC によると、米国全体では12歳以上の70%が少なくとも1回の接種を終えています。

■ コロナ患者の病床使用率 シアトルのあるキング郡は平均8%

NPR が、コロナ患者の病床使用率について報じています。8月6日~13日のコロナ患者の病床使用率は、地域によってかなりばらつきがあります。シアトルのあるキング郡は平均8%で、シアトル大都市圏のスノホミッシュ郡は平均5%、ピアス郡は平均16%。病院のキャパシティの専門家によると、病院にとって10%以上になると「問題あり」、20%を超えると「極度の負担」となります。今の入院患者にワクチン未接種の人が占める割合は90%以上と発表されています。

2021年8月16日(月)

■ ワシントン州の新型コロナウイルス流行状況

ワシントン州保健局が新型コロナウイルスの流行状況を発表しました。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

8月15日集計:
累計感染者数 514,884人(14日比+1792)
累計入院者数 28,804人(14日比+463)
累計死者数 6,248人(13日比+9)
死亡率 1.2%

■ シアトル大都市圏のワクチン接種完了率

8月14日時点のシアトル大都市圏のワクチン接種完了率は次のとおりです。詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。

キング郡:75% ←シアトルのある郡
スノホミッシュ郡:63.9%
ピアス郡:53.2%

2021年8月15日(日)

■ UW Medicine、3回目の接種を15日に開始

デルタ型変異株による感染が拡大していることを受け、CDCは先週、中等度または重度の免疫不全の人に新型コロナウイルスの追加接種を推奨すると発表。シアトルに拠点のある UW Medicine では、15日にこれらの人々に3回目の接種を開始しました。また、今後1ヶ月間に予定されているすべての緊急性のない入院手術について確認し、安全に延期できる手術の調整を行っています。

■ 米国、18歳以上の初回接種率が72%に

CDC によると、8月15日午前6時時点のデータは次のとおりです。

【1回目の接種を受けた人】
合計1億9808万8722人
全人口に占める割合 59.7%
12歳以上 69.8%
18歳以上 72%
65歳以上 90.9%

【予防接種を完了した人】
合計1億6836万2058人
全人口に占める割合 50.7%
12歳以上 59.3%
18歳以上 61.7%
65歳以上 80.8%

詳細は COVID-19 Vaccinations in the United States で確認できます。

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