自然を保護するために、ウッドロウ・ウィルソン大統領(1856-1924)が国立公園局設置法に署名し、国立公園局が作られたのは、今から104年前の1916年8月25日。
国立公園局は現在、国立公園、歴史公園や史跡、湖岸、古戦場、軍事公園、メモリアルなど400を超える場所を管理しています。
同局によると、国立公園を訪れる人は毎年3億1800万人人以上。日本の国土の約半分の面積があるワシントン州にもオリンピック国立公園、マウント・レーニア国立公園、ノース・カスケード国立公園の3つがあり、どれも広大で素晴らしい大自然を満喫できるようになっています。中でもアメリカで5番目に古い国立公園のマウント・レーニア国立公園には、ワシントン州を東西に分断するカスケード山脈の最高峰で世界で21番目に高い14,410フィート(4,392メートル)の標高を誇る活火山、マウント・レーニアがあります。
また、同局は創立104周年についての特設ページで、1916年に国立公園局設立法に署名がなされた時、全米の女性たちは選挙権を獲得するために戦い続けていたこと、国立公園局の創立4周年の翌日の1920年8月26日に合衆国憲法修正第19条が合衆国憲法の一部となり、女性の選挙権が認められてから今年で100周年を迎えたことを改めて振り返っています。
「現在、私たちは国立公園局の104歳の誕生日を祝うとともに、米国の市民生活における女性の公的地位を強化し、今後100年間に国立公園制度の一部となった場所のより強力な擁護者となる権限を女性に与えた改正100周年であることを認識しています」
「フロリダ州エバーグレーズの自然の驚異から、死刑廃止論者であり婦人参政権論者でもあったフレデリック・ダグラスが有名な業績を残したワシントンDCの自宅、第二次世界大戦中に日系人の家族が強制収容されたカリフォルニア州の土地まで、アメリカの重要な場所の多くは保護されています」