ギャラップが年末に発表する恒例の「米国の最も尊敬する男女」(America’s Most Admired People)の調査で、男性はバラク・オバマ前大統領が12年連続で1位、ドナルド・トランプ大統領が同位タイに選ばれました。女性はミシェル・オバマ前大統領夫人が2年連続で1位に選ばれています。
Barack Obama and Donald Trump tie as the most admired man this year. https://t.co/4bM4XVDNm1 pic.twitter.com/V10ArtL2bL
— GallupNews (@GallupNews) December 30, 2019
ギャラップのこの調査は、12月2日から15日にかけてアメリカ50州とワシントン DCに住む18歳以上の1,025人に「存命している男女で最も尊敬する世界の人物は誰か」と回答を求めたもの。1946年に始まった調査で、1976年以外、毎年実施されています。
男性の1位は18%を獲得したオバマ前大統領とトランプ大統領。オバマ前大統領は12年連続で1位に選ばれ、ワイト・D・アイゼンハワー第34代大統領の記録に並びました。
一方、トランプ大統領が1位となったのは今回が初めて。一昨年と昨年は2位で、これまでの調査で現職大統領が首位にならなかったのはわずか13回でした。今回の結果から、トランプ大統領の人気が高まっていることがうかがえますが、回答は支持政党で見事に分かれ、民主党員の41%はオバマ前大統領、共和党員の45%はトランプ大統領と回答。支持政党と異なる回答をした人は比較的少なく、無所属ではオバマ前大統領とトランプ大統領でほぼ均等に分かれたとのことです。
しかし、オバマ前大統領とトランプ大統領と回答した人の割合は18%でも、ギャラップが発表した回答数は、オバマ前大統領は186人、トランプ大統領は183人と、わずかに違いがあります。
他の男性で2%以上の回答率を得た人物はいませんが、上位10位にはジミー・カーター元大統領、イーロン・マスク、ビル・ゲイツ、ローマ法王、バーニー・サンダース上院議員、アダム・シフ下院議員(カリフォルニア州)、ダライ・ラマ、ウォーレン・バフェットが含まれています。
Michelle Obama is the most admired woman for the second year in a row. https://t.co/4bM4XVDNm1 pic.twitter.com/Z3Bkht94vi
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ミシェル・オバマ前大統領夫人は昨年11月に出版した回想録 『Becoming』 がベストセラーになった直後の昨年の調査時を下回ったものの、2年連続1位に選ばれました。元ファーストレディで1位に選ばれたのは6人目。
女性の2位はメラニア大統領夫人、3位以下はオプラ・ウィンフリー、クリントン元国務長官、環境活動家グレタ・トゥーンベリ、エリザベス女王など。エリザベス女王が上位10位内に選ばれるのは51回目。