女子サッカーチームの OL Reign は15日、ホームスタジアムをタコマ市のチェニー・スタジアムから、シアトルのルーメン・フィールドに移転すると発表しました。
シアトル市のダーカン市長やキング郡のコンスタンティン行政長官は、これを歓迎するコメントを公式ツイッターに投稿しました。
ルーメン・フィールドは2002年にオープンしたスタジアムで、シアトル・サウンダーズとシアトル・シーホークスのホームスタジアムでもあります。
OL Reign は2018年までシアトルのメモリアル・スタジアムを本拠地としていましたが、官民パートナーシップによってタコマ市にサッカー専用スタジアムが設計・建設される間の暫定的な解決策として、2019年1月にタコマのチェイニー・スタジアムに本拠地を移転しました。
しかし、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが始まった影響でプロジェクトが中断したため、OL Reign は「今後予想されるクラブの成長に対応できる1万人規模のスタジアムの建設実現の可能性を再評価した結果、タコマに1万人収容のスタジアムを建設することは、費用の面でも時期的な面でも、現時点では実現不可能であることが明らかになった。これにより、シアトルのルーメン・フィールドへの即時移転に投資することが、選手とファンにできるだけ早く最高の体験を提供する最良の解決策であるとの結論に達した」と、ニュースリリースで述べています。
2021年8月、OL Reign はルーメン・フィールドで最初の試合を行い、シアトル・サウンダーズとのダブルヘッダーで、ポートランドのチームと対戦。OL Reign がソーンズに2-1で勝利した試合はNWSL 記録となる2万7278人が観戦しました。