2年前にデトロイト動物園で誕生したホッキョクグマの双子の姉妹 Astra と Laerke が、今月9日、タコマ市のポイント・ディファイアンス動物園&水族館に到着しました。
一般公開は、今月15日から始まる予定です。
5日付のニュースリリースによると、Astra と Laerke は2020年11月に誕生しましたが、そのわずか2日後、Laerke は健康上の問題が確認されて衰弱し、医療チームのケアを受け続けなくてはならなくなりました。その後、Laerke は親のいないグリズリーベアのジェビーと数カ月にわたり共同生活をし、今春、Astra との再会に成功。今ではいつも一緒にいるそうです。
「この二頭のクマたちは、水しぶきをあげ、飛び跳ね、水の中で一緒に遊ぶのが大好きで、賢く、エネルギーでいっぱいです」と、ポイント・デフィアンス動物園のアシスタント・キュレーター、シェリデン・プルーフ氏。
「Astra は自信に満ち、独立していて、好奇心旺盛です。一方、Laerke はより慎重で優しいですね」。
ポイント・デファイアンス動物園は80年以上にわたってホッキョクグマを飼育しており、動物園の動物ケアチームと獣医チームはホッキョクグマの飼育に数十年の経験があります。同園では2022年5月に肝臓がんと診断されたホッキョクグマのブリザードを人道的に安楽死させて以来、北極圏ツンドラ仕様の飼育環境の改良を進め、新たなホッキョクグマの到着に備えていました。