シアトル・タコマ国際空港では、2月第3月曜の連邦祝日 Presidents’ Day(大統領の日)を前に、旅客数が急増することが見込まれています。
学区や学校が midwinter break にしている場合もあるので、家族旅行も増える時期です。旅客数の急増が始まるのは2月15日(木)で、出発・到着・トランジットをすべて含めた旅客数は約15万人。最も混雑する日は2月16日(金)で16万1000人、続いて2月19日(月)で14万8000人、2月18日(日)で14万人の旅客数が見込まれています。
また、最も旅客数が多く混雑する時間帯は、早朝と夜間。シアトル・タコマ国際空港の約3分の1以上は午前9時前に空港に到着するので、TSA(運輸保安庁)による保安検査場(セキュリティ・チェックポイント)と周辺道路、駐車場が非常に混雑することになります。また、午後2時から午後5時、午後9時から午後11時も旅客数が多くなることが見込まれます。
TSA の保安検査を受けるのは義務
飛行機に乗る場合、誰でも空港でTSA(運輸保安局)の保安検査を受ける必要があります。保安検査では、搭乗券や身分証明書を見せ、機内に持ち込む荷物などの検査を受けるので、旅客数が多い時は長時間にわたって並ぶことになりかねません。
この保安検査で自分が身につけているもの・手荷物に入れているものは機内に持ち込む意図があると見なされるため、厳しく検査されます。
TSA 保安検査の待ち時間を短縮する シアトル・タコマ国際空港の無料サービス
シアトル・タコマ国際空港では、TSA の保安検査場を利用する日時を予約して、並ぶ時間をできるだけ短くするための無料サービス 『SEA Spot Saver』 を提供しています。フライトの5日前から当日まで予約でき、予約した日時に保安検査に行くと、列の一番前に入れてもらえます。ただし、ジャケットを脱いだり、カバンから電子機器を出したり、靴を脱いだりといった作業は、通常通り必要になります。
詳細は下記のリンクでご覧ください。
TSA による保安検査場での待ち時間・取り出すものを減らすには
この保安検査場で並ぶ時間を短縮するだけでなく、ジャケットを脱いだり、カバンから電子機器を出したり、靴を脱いだりといった作業をしなくて済むようにしたい場合は、米国税関国境警備局(US Customs and Border Protection:CBP)が管理する『トラステッド・トラベラー・プログラム』 のメンバーになる方法があります。
何やら難しそうに聞こえますが、これは事前の審査を受け、有料でメンバーになるというもので、いくつかの種類があります。
例えば、TSA PreCheck® のメンバーになると、保安検査の専用レーンがあり、靴やジャケットを脱いだり、ラップトップや液体を取り出したり、ベルトを取ったりする必要がなくなります。12歳以下の子どもも、同伴する保護者と一緒に利用できます。
また、Global Entry のメンバーになると、外国から入国する時に専用レーンを使って短時間で入国手続きが終了します。
これは思い立った日に申し込んで使えるようになるというものではないので、次の旅行に備えて少なくとも数週間前に申し込む必要があります。詳細は下記のリンクでご覧ください。