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2025年5月7日から施行される Real ID 法とは?

REAL ID(リアル・アイディー)とは、実際の身分証明書ではなく、連邦法です。REAL ID 法について、またその要件を満たす身分証明書について、ワシントン州免許局の解説を日本語でまとめました。

REAL ID 法とは

REAL ID 法は、州が発行する運転免許証や身分証明書に対して最低限のセキュリティ基準を定めるものです。

この法律により、2025年5月7日以降、米国の国内線の飛行機を利用する際や特定の連邦施設を訪問する際には、REAL IDに準拠した書類が必要となります。

REAL ID 法に準拠した書類

REAL ID の基準を満たし、米国の国内線の搭乗に使用できる身分証明書には、以下のものがあります。

REAL ID の基準を満たすその他の書類については運輸保安庁(TSA)の公式サイトをご覧ください。

標準の運転免許証・身分証明書

ワシントン州は、引き続き、州民が運転や身分証明に使用できる標準の運転免許証やIDカード(enhanced ではない、standard driver licenses and ID cards)を発行します。今後も州内で有効な身分証明書として使用できます。

2025年5月7日以降、標準の運転免許証やIDカードは、米国の国内線の搭乗時に有効な身分証明書としては受け入れられなくなります。

強化運転免許証(EDL)と強化身分証明書(EID)は、米国市民のみに発行

強化運転免許証(Enhanced Driver License:EDL)と強化身分証明書(Enhanced Identification:EID)は、身元と市民権を証明する、強化されたセキュリティ機能を持つ身分証明書です。

EDL と EID は、REAL IDの連邦要件を満たし、米国、カナダ、メキシコ、バミューダ、カリブ海間の陸上および海上国境での米国再入国の際に、パスポートやパスポートカードの代わりとして認められています。

EDL と EID は、米国市民にのみ発行されるものです。米国市民でない人は、米国の国内線に登場する際、前述の「REAL ID の基準を満たす書類」(永住権カードや外国政府発行のパスポートなど)が必要になります。

ワシントン州で EDL または EID を発行してもらうには、社会保障番号、市民権の証明、身元の証明、およびワシントン州の居住証明を提供する必要があります。

星のマークと米国旗のマークの意味

ワシントン州の強化運転免許証(EID)は、REAL ID に準拠した身分証明書で、米国旗のマーク(U.S. flag marking)がついています。

一方、他の多くの州では、星のマークが入った「REAL ID card」を提供しています。

国内線の搭乗では、どちらも受け付けられます。

詳細は国土安全保障省の公式サイトまたはワシントン州免許局の公式サイトでご確認ください。

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