シアトル市では、ライドシェアのドライバーが車の流れを止めたり、利用客が道路に出て車に乗り込むことで危ない思いをすることを問題視し、ライドシェア用のローディング・ゾーン(loading zone:乗降ゾーン)をキャピトル・ヒルに導入しました。
シアトル交通局 によると、11月14日(木)に導入されたこのプログラムでは、木曜から土曜の午前零時から午前3時という、バーやレストランから帰宅する人の多い時間帯に、あらかじめ決められたジオフェンシング(geofencing:地図上にバーチャルなフェンスを表示すること)内でライドシェアを呼ぶと、所定のローディング・ゾーンで待つよう指示されます。
この地図で示されているように、青色の地域がそのジオフェンシングで、ライドシェア利用者はオレンジ色で示されたロードゾーンのどれかに行くよう指示され、そこにライドシェアのドライバーが来るという流れになります。
この夏にサウス・レイク・ユニオンで実施された試験的プログラムで、ローディング・ゾーンとジオフェンシングに従うドライバーの増加、ドライバーが利用客の乗降のために停車する時間の減少、ローディング・ゾーンの設置により利用客の満足度の増加などの効果が見られたことから、キャピトル・ヒルでの導入につながりました。