シアトル・タコマ国際空港が今月開港70周年を迎えたことを祝い、セントラル・ターミナルでは「7」と「0」の大きな風船が設置され、記念写真の撮影、飛行機の形をしたチョコレートの配布などが行われました。
シアトル港湾局が運営するシアトル・タコマ国際空港が建設されたのは、第2次世界大戦中のこと。米軍がボーイング・フィールドを含む地域の空港を軍事目的に使用し始めたことから、商業用のフライトを扱う空港として開港し、1946年に定期便が就航。1949年7月9日に空港と新しいターミナルビルが完成した際の祝賀イベントには、推定3万人が参加したと記録されています。
シアトル・タコマ国際空港によると、2018年の旅客数は4,980万人、航空貨物は432,315トンに達し、米国で8番目に忙しい空港に成長。ビジネス収益は225億ドル以上、空港内の雇用者数は8万7,300人と、地域経済への影響も大きく、32の航空会社が国内91都市・国外29都市との直行便を運航しています。
現在、1日あたりの旅客数は平均136,000人で、6月から8月にかけては1日あたり平均17万人。2018年7月~8月には1ヶ月あたりの旅客数が初めて500万人を上回りました。