2024年1月20日(土)
アマゾン創業時のジェフ・ベゾス氏の家 228万ドルで売り出し中
ジェフ・ベゾス氏がアマゾンを創業した1994年当時に住んでいたベルビュー西部の家が売りに出されています。Zillow.com によると、1954年に建てられた平屋で、敷地面積は8400平方フィート、住居面積は1540平方フィート。3ベッドルーム、2バスルームの住宅は2001年にリモデルされモダンになっています。創業場所であるガレージには車が2台駐車できるそう。売却希望価格は228万ドル。2000年当時のマーケットバリューは252,000ドル。2017年に100万ドルを超えました。DowntownBellevue.com によると、クライド・ヒル地域の人口は約3000人で、戸数は1100戸。現在の住宅の中央値は374万ドルとなっています。
2024年1月19日(金)
ダウンタウンのストリートカー 建設費が2015年の3倍以上に
シアトルでは以前からダウンタウンの1st Avenueにストリートカーを開通させるという計画がありますが、今回、その建設費用が、2015年当初の推定1億4300万ドルの3倍以上の推定4億4500万ドルになることがわかりました。KUOWによると、インフレと建設費の増加がその要因の一つとなっています。この新しい路線は、現在運行しているサウス・レイク・ユニオンとファースト・ヒルの2つの路線を結ぶもので、ウエストレイクからパイク・プレイス・マーケット、パイオニア・スクエアまで、専用レーンで運行する計画です。
2024年1月18日(木)
シアトル大都市圏で住宅価格が下落
シアトル地域では住宅価格が高騰していましたが、昨年は過去10年以上の間に見られなかったレベルで下落したことがわかったと、シアトル・タイムズが報じました。住宅価格の中央値は、キング郡で約87万6,000ドル(3%下落)、スノホミッシュ郡で73万7,500ドル(4%下落)、ピアス郡で53万5,000ドル(3%下落)で、住宅価格の中央値がシアトル大都市圏の3郡すべてで前年比マイナスとなったのは、2011年以来初めてとのことです。しかし、これらの価格の下落は、これまでの価格の上昇を相殺するほどではなく、また、在庫不足が住宅購入を難しくしていることが指摘されています。
ワシントン州予備選の投票用紙からのトランプ前大統領の除外、サーストン郡判事が却下 連邦最高裁が審理中
ワシントン州サーストン郡判事は、2024年大統領選挙の州予備選挙でドナルド・トランプ前大統領の名前を投票用紙から除外するよう求めた住民8人による訴えを却下しました。住民は合衆国に対する反乱を煽動した人物が公職に就くことを禁止する合衆国憲法修正14条の3項を理由に、トランプ前大統領の選挙出馬資格に申し立てていました。現在、連邦最高裁がこの件について審理しています。詳細はシアトル・タイムズで。
2024年1月17日(水)
Costco、入店時の会員カードスキャナのテスト開始
会員制量販店 Costco が、ワシントン州イサクア市にあるフラッグシップストアを含む一部の店舗で、入店時の会員カードスキャナのテストを行っていると主要メディアが報じました。シアトル・タイムズによると、このスキャナーで会員カードの裏面のバーコードを読み取り、会員記録(写真やステータスを含む)を表示します。同社によると、セルフチェックアウトを拡大して以来、これまでのように店舗入口とキャッシャーで従業員が会員カードを確認する方法では、非会員が他人のカードを使用して買い物することを完全に防ぐことができないとのことです。Costcoの会員資格を共有できるのは、同じ世帯の最大2人まで。ゲストを2人同伴することはできますが、購入できるのは会員のみです。Reddit でシェアされたイサクア店のスキャナの様子はこちら。
アラスカ航空CEO、動画を通じて乗客に謝罪
アラスカ航空のベン・ミニッチCEOが、YouTube での動画を通じ、今月5日にプラグドアが飛行中に外れて落下したボーイング737-9 Maxに乗っていた乗客に謝罪しました。また、すべての問題が解決次第、所有している65機の737-9 Max の運航を再開することを約束しました。1966年からボーイングの航空機を使用しており、今後もすべてボーイングの航空機で運航すると述べています。ボーイング737-9 Maxはアラスカ航空が所有する飛行機の20%を占めており、運航停止による欠航は現在1日あたり110〜150便となっています。
FAA、ボーイング737-9 Max の運航停止措置を継続
FAA(連邦航空局)は、アラスカ航空のボーイング737-9 Maxのプラグドアが飛行中に外れ落下した事故を受け、ボーイング737-9 MAX型機171機の運航停止措置を継続しています。運航に復帰させるための更なるステップを検討する前に、新たに必要なステップとして、厳格な検査とメンテナンスプロセスの要件に基づき、そのプロセスの一部である最初の40回の検査が完了したと発表しました。これからFAAはそのデータを徹底的に検証し、すべての安全要件を満たす検査・整備プロセスの承認後、検査・整備プロセスを実施するまで運航は再開されないとのこと。発表全文はこちら。
2024年1月16日(火)
ワシントン州議会、新たな銃規制強化法案を審議
ワシントン州議会は、銃の持ち込みを禁止する公共の場所をさらに増やし、銃の購入に許可証の取得を義務付けることなどを盛り込んだ銃規制強化法案を審議しています。AXIOSによると、2023年にワシントン州で起きた銃乱射事件は15件と、少なくとも過去10年で最多記録となってしまいました。
連邦最高裁、ワシントン州のキャピタルゲイン課税に対する上告を棄却
連邦最高裁判所は、ワシントン州のキャピタルゲイン課税を合法とした2023年3月のワシントン州最高裁判決に対する上告を審理しないことを決定しました。キャピタルゲイン課税の反対派はキャピタルゲイン課税は機能的には所得税であり、州憲法の厳しい規定に違反すると主張していたが、賛成派はキャピタルゲイン課税は売上税であり合法であると主張していました。GeekWire は「この税金は株式や債券の売却益25万ドル以上に7%の税金を課すもので、不動産や退職金口座などからの収入は例外とされる」「多くのスタートアップの創業者やその従業員にとって報酬の重要な部分である株式を対象としているため、ハイテク業界内で論争を巻き起こした」と報じています。2022年に施行されたキャピタルゲイン税の税収は、昨年だけで当初の予想を大幅に上回る9億ドル近くなりました。最初に徴収された5億ドルは教育・保育プログラムに、残りは学校建設プロジェクトに充てられます。
乗客4人がボーイングとアラスカ航空を告訴
今月5日にボーイング737-9 MAXの機体の一部が飛行中に吹き飛んだアラスカ航空のフライトに搭乗していた4人の乗客が、ボーイングとアラスカ航空に対する訴訟を起こしました。原告の代理弁護士によると、シアトルのキング郡高等裁判所に16日に提出されたこの訴訟は、事故発生後にアラスカ航空に対して起こされた最初の訴訟であると、シアトル・タイムズは報じています。また、この代理弁護士は、2018年と2019年にボーイング737-8 MAXの墜落事故の犠牲となった数十人の遺族の代理人も務めているとのことです。
2024年1月15日(月)
マイクロソフト、個人向け「Co-Pilot Pro」を発表 月額20ドルのサブスクモデル
マイクロソフト(本社:ワシントン州レドモンド)が、生成AIを使った「Copilot」の月額20ドルの個人向けサブスクリプションサービス「Copilot Pro」を発表しました。Copilot Pro では、ピーク時に GPT-4 と GPT-4 Turbo に優先的にアクセスできるほか、WordやExcelでも利用してコンテンツの作成やコミュニケーションを迅速化でき、プロンプトで画像を生成するDesigner機能も利用できます。日本でも展開されていて、費用は月額3200円。日本語での発表全文はこちら。
アイオワ州共和党員集会 トランプ前大統領の勝利確実
2024年大統領選挙のアイオワ共和党員集会が15日に行われ、ドナルド・トランプ前大統領の勝利が確実となったと主要メディアが報じました。アイオワ州党員集会は、全米で最初に行われる予備選として毎回大きな注目を集める党員集会で、大統領選の事実上の幕開けとなります。この党員集会を皮切りに、全米で次々に党員集会・予備選挙が行われます。
ワシントン州、クローガー社によるアルバートソンズ社の買収阻止を求める訴訟
ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は、クローガー社とアルバートソンズ社の合併案を阻止するための訴訟を起こしたと発表しました。ファーガソン司法長官は、「ワシントン州最大のスーパーマーケット2社の合併案は、消費者の買い物のオプションを著しく制限し、食料品の価格を低く維持するための重要な競争を排除する」と主張しています。クローガー社はQFCとFred Meyerを所有しており、アルバートソンズはSafewayとHaggenを所有しています。シアトル・タイムズは「米連邦取引委員会もこの合併を阻止するための提訴を検討しているが、木曜日のAxiosの報道によれば、2月までは決着がつかないという。カリフォルニア州も同様の訴訟を検討していると報じられている」と報じています。
ボーイング、品質管理システムを強化する新たな措置を発表
シアトル・タイムズは、今月5日にアラスカ航空のボーイング737-9 Maxのプラグドアが飛行中に外れ落下した事故を受け、ボーイングが品質管理システムを強化するための新たな措置を発表したと報じています。これには、「ボーイングの飛行機組み立て業務に対する独立機関による評価」「ボーイングとその主要な737のサプライヤーであるカンザス州ウィチタのスピリット・エアロシステムズの自社工場の検査官への公開」が含まれます。シアトル・タイムズのドミニク・ゲイツ記者は、「2019年初頭にボーイングが計画した品質検査の削減を通して生産を加速する計画は明確に覆された」と分析しています。ボーイングによる発表全文はこちら。
2024年1月14日(日)
Quaker Oats、サルモネラ菌汚染の可能性で60以上の商品をリコール
アメリカでは一般的な食品会社 Quaker Oats が、サルモネラ菌汚染の可能性があるとして、新たに24の商品をリコール対象に追加したと、ニューヨーク・タイムズが報じました。PepsiCo が所有する同社は先月、グラノーラ・バー、シリアル、その他のスナックなど43の商品をリコールしていましたが、これで合計60以上の商品がリコール対象となったことになります。FDA による発表全文はこちら。
ワシントン大学フットボールチームの新監督に、ジェッド・フィッシュ氏が就任
ワシントン大学フットボールの新監督に、エディ・ロビンソン年間最優秀コーチ賞のファイナリストであるジェッド・フィッシュ氏が就任したことが発表されました。フィッシュ氏は、1月16日(火)の午前11時にハスキース・タジアムでワシントン大学コミュニティとメディアに正式に紹介される予定です。