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シアトルの大気汚染、山火事の煙で一時的に世界最悪レベルに

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カナダのブリティッシュ・コロンビア州とワシントン州東部では、複数の大規模な山火事が続いています。その影響で、ワシントン州全体に煙が広がり、20日には世界の主要都市の大気汚染レベルをランキングする IQAir で、一時的に世界ワースト1位になりました。

シアトル・キング郡公衆衛生局は20日、煙が晴れるまで屋外でのエクササイズは避け、屋内でエアフィルターをつけて過ごすよう勧めていました。屋内に移動できない場合は、ほとんどの人にはN95のマスクが有効です。

21日は夜の間に海からの風で大気の質が改善し、通勤時間帯はまだ空が煙に覆われた状態立ったものの、世界ワースト1位からは順位が下がりました。

21日午前にナショナル・ウェザー・サービスがシェアしたシミュレーションによると、海からの風が強まり、今日の夕方には山火事の煙がワシントン州西部からカスケード山脈の東側に押しやられるとの予測が出ています。

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AQI は「大気の質を表す指数」

AQI(エーキューアイ)とは、Air Quality Index の頭文字を取ったもので、大気の質を表す指数のこと。

値は0から500まであり、数字が大きくなればなるほど大気の質が悪いことを意味しますが、6段階に分かれており、151以上は誰にとっても有害となります。

各段階には特定の色も決められています。この色を使うことで、その地域の空気の質が不健康なレベルに達しているかどうかを簡単に判断できます。

ワシントン州保健局は、大気中に山火事の煙が観測された場合、屋外での活動を最低限にすること、窓やドアを閉めておくこと、可能な限り屋内に留まること、自宅の中で空気を清浄する部屋(clean room:クリーン・ルーム)を決め、その大きさに合ったポータブルの HEPA 空気清浄機(air purifier)を使用することなどを推奨しています。

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