EV(電気自動車)を自宅以外で充電しなくてはならなくなった場合、あちこちにある充電ステーション(charging station)を利用することになります。
シアトル市内にはすでに公共の充電ステーションもいくつかありますが、シアトル市議会は15日、市内のEV充電ステーションを増やすための法案を全会一致で可決しました。
この法案が可決されたことにより、シアトル・シティ・ライトは市が所有する私有地をリースしてEV充電ステーションを設置・運営できるようになり、また、民間企業はシアトル・シティ・ライトが所有する私有地をリースしてEV充電ステーションを設置・運営できるようになります。
ニュースリリースによると、シティライトは、今後2年間で少なくとも10~20カ所の充電ステーションを追加設置し、さらに多くの充電ステーションを設置できると見込んでいます。
ワシントン州のEV台数についての8月14日付のデータで、キング郡だけで75,000台以上のEVが走っていることがわかっています。
現在運営されている充電ステーションと、新しいステーションが提案されている場所の地図はこちら。
シアトル市は、2013年に策定した気候対策計画で、2030年までに乗用車の排出量を2008年比で83%削減し、2050年までにゼロエミッションにするという目標を掲げています。
また、ワシントン州では、2030年までに、州内で販売される2030年製以降の新車の3台につき2台はゼロ・エミッション車でなければならないことが決定しています。