シアトル市議会は26日、市内のホームレス問題の対策班を新たに設置することを賛成7・反対1で承認しました。
今年8月、シアトル市議会は管理されていないホームレスの野営地対策に取り組むヒューマン・サービス部署の市職員への資金提供を停止することを投票で可決していましたが、今回の投票により、年内のホームレスの野営地対策への資金提供が復活し、ホームレスへのアウトリーチが再開されます。
新しい対策班 Unsheltered Outreach Response Team は、8人で構成され、民間のアウトリーチグループによるホームレス対応の調整と支援を行います。
また、心身の健康問題の対応リソース、柔軟な財政支援、ケース管理、住宅ナビゲーションサービス、その他の技術および管理上のニーズへのアクセスを向上させるアウトリーチ活動にも207万ドルが追加されます。
シアトル市によると、ここ数週間にわたり、市議会議員のアンドリュー・ルイス氏、市長室、サービス・プロバイダが協力し、今回の合意に至りました。この法案は、2020年の財政調整計画の一環として提案された法案とジェニー・ダーカン市長の2021年予算で提案されたアウトリーチへの投資提案と似た内容となっています。
このアウトリーチに関する提案に加えて、ダーカン市長は新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、425の短期避難用ベッドの設置と住宅支援プログラムへの投資を急増させることを提案しており、シアトル市議会が審議を行っています。