シアトル市議会は17日、シアトル市内のレストランが歩道やカーブサイドのスペースを屋外席として使用できる期間を来年5月31日まで延長することを全会一致で決定しました。
シアトル市は昨夏、新型コロナウイルス感染対策の一環で屋内での飲食サービスの提供がワシントン州政府によって禁止されていたことから、『Cafe Streets』プログラムを作成し、レストランやカフェなどの飲食業者や小売業者が屋外にテーブルや屋根付きのパティオ、キャノピーやフェンスなどを使って、サービスを提供することを許可していました。
この許可証は無料で、今年の後半には期限が切れる予定でした。
しかし、パンデミックが収束していないこと、住民のワクチン接種率がまだ50%にも満たないこと、12歳未満のワクチン接種がまだ許可されていないことなどを考慮すると、人々は5月18日や6月30日を境にいきなりパンデミック前と同じ気軽さと頻度で屋内での飲食サービスを再開するのではなく、状況を見ながら段階的に再開していくことが予想されることから、屋外席が維持できることはビジネスにとってメリットがあると考えられます。