警察が低レベルまたは非犯罪的なケースにより適切に対応することを求める声が高まっている中、社会福祉・法律・裁判所の専門家で構成される非武装のコミュニティ・サービス・オフィサーが、シアトル警察の一部として正式に業務を開始しました。
シアトル警察によると、コミュニティ・サービス・オフィサーは現時点で13人。しばらく前から限定的に業務を開始しましたが、9月から通報の内容によって対応を受け持つ体制に移行しました。
現時点では、コミュニティ・サービス・オフィサーは通報を受けた警察が低リスクまたは非犯罪のケースで安全であると判断した場合のみ対応しますが、積極的なコミュニティ活動も行っています。コミュニティからの要請に応じ、英語以外では、アムハラ語、オロモ語、ヒンディー語、クメール語、パンジャーブ語、タガログ語、スペイン語での対応が可能です。
なお、警察に通報してコミュニティ・サービス・オフィサーの出動を依頼することは、現時点ではできないとのことです。
KUOW は、「警察を批判する側が求めている解決策の一部であると感じている」とのコミュニティ・サービス責任者の Krystal Bautista 氏のコメントと、シアトル警察の一部としてではなく独立機関として運営されることを求める地域の声を紹介しています。
コミュニティ・サービス・オフィサーについての詳細はシアトル警察の公式サイトで確認できます。