シアトル・プライド・パレードは、毎年6月にシアトルで開催される、LGBTQ+ コミュニティではワシントン州最大のパレード。平等な権利のための持続的な闘いを記念するもので、200を超える企業や団体などが参加し、約30万人の観客が詰めかけます。
このパレードが50周年を迎える今年、米国代表として活躍したサッカー選手ミーガン・ラピノーと、女子バスケ選手でオリンピック金メダリストのスー・バードがグランド・マーシャルを務めることが発表されました。
グランド・マーシャルとは、パレードの先頭をリードし、参加者や観客に向けて挨拶を行ったりする役目があり、パレードの重要性や意義を示し、コミュニティの団結や祝賀を象徴する、重要な存在となります。
シアトル・プライドのエグゼクティブ・ディレクター、パティ・ハーンは、「スーとメーガンが今年のシアトル・プライド・パレードのグランド・マーシャルを務めることは、興奮を通り越しています。この2人の素晴らしい女性は、それぞれのスポーツでチャンピオンであり、クィア・コミュニティのためのチャンピオンであり、LGBTQIA+の将来のリーダーのロールモデル。50年の節目にふさわしいグランドマーシャルです」と、ニュースリリースで述べました。
「シアトル・プライド・パレードのグランド・マーシャルに選ばれたことを光栄に思いますし、パレード当日に皆さんとお会いできることを楽しみにしています」と、ラピノーとバードは共同声明で述べています。
「私たちが愛するこの街で認められること、そして豊かなLGBTQIA+の歴史を持つコミュニティの一部として認識されることに、謙遜な気持ちを抱いています。これは愛と受容の素晴らしい祝賀になるでしょう」
ミーガン・ラピノーは NWMLS シアトル・レインの選手として、アメリカ女子代表チームの一員にも選ばれ活躍。2012年と2019年のFIFA女子ワールドカップ優勝、2012年のオリンピックの金メダル獲得にも貢献しました。
スー・バードは、WNBA シアトル・ストームの選手として活躍。2002年に入団してから2022年の引退までをシアトルでプレーしました。その間、4回のオールスター選出を果たし、リーグのシーズン最優秀選手(MVP)にも3度選ばれています。また、3回のリーグ優勝、オリンピックでの4度の金メダル、FIBAバスケットボール・ワールドカップでの2度の金メダル獲得にも貢献しました。
シアトルのプライド月間の一連のイベントは、ダウンタウンで開催されるこのパレードで最高潮を迎えます。