フランスのオリンピック・リヨン（OLグループ）は、シアトル・レイン FC をシアトルの男子プロサッカーチームのシアトル・サウンダーズ FC と世界的投資会社カーライルを含むグループに売却することで合意したと発表しました。
全米女子サッカーリーグ（NWSL）と全米男子サッカーリーグ（MLS）の理事会の承認を経て、2024年初頭に取引が完了する予定です。
シアトル・レインは、2012年に設立された NWSL 発足メンバー8チームのうちの一つ。OLグループは、2020年1月にシアトル・レインを買収し、チーム名を「OL Reign」に変更し、ロゴも OL グループのシンボルであるライオンを採用しました。しかし、今シーズンの開幕前にチーム名を「Seattle Reign FC」に、ロゴもオリジナルのロゴをアップデートしたものに変更しています。
AXIOSは、「新しいテレビ中継の契約と米国女子スポーツへの関心の高まりにより、リーグは転換期を迎えている」と分析しています。昨年、全国中継された試合はわずかでしたが、今年は100試合以上が中継されることが予想されます。CBSスポーツによると、米国代表でシアトル・レインの中心的存在だったミーガン・ラピノーの最後の公式戦のホームゲームは観客動員数3万4000人以上、視聴者数68万3000人を記録し、2022年にサンディエゴ・ウェーブが樹立したNWSL観客動員記録を更新し、ストリーミング配信の新記録も樹立しました。