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シアトル市、カル・アンダーソン・パーク地域を一掃、CHOP も強制排除

シアトルのジェニー・ダーカン市長は1日、キャピトル・ヒルのシアトル警察の東分署とカル・アンダーソン・パーク地域で暴力沙汰と治安の問題が続いていることから、1日早朝に公共安全緊急命令を出し、この地域からの48時間以内の退去を命じました。

これを受け、シアトル警察は午前5時頃に CHOP に出動し、午前9時25分までに解散の不履行、妨害、暴行、違法な武器所持で合計31人を逮捕したと公式ツイッターにツイートしています。

シアトル警察のカルメン・ベスト署長は、平和的な抗議活動を支持しており、Black Lives Matter のムーブメントも支持するが、署長自身とシアトル警察は CHOP の存続を認めることはできないと述べました。

「私たちの仕事は地域社会を守り、奉仕することだ」「私たちの仕事は平和的な抗議活動を支援することですが、ここ2週間、この地域で起きていることは無法で、残酷であり、要するに、受け入れられない」

また、ベスト署長は、地域団体、地域警察委員会、警察説明責任室、市監察総監室と共に、シアトルで "治安の再構築" の仕事をやるつもりだと述べました。

シアトル市は、ここ数週間のうちにカル・アンダーソン・パークに作られたホームレスのキャンプ地や東分署周囲を一掃し、ヒューマンサービス局を通じてシェルターやその他のサービスの提供を行っているとのことです。

5月25日にジョージ・フロイドさんがミネソタ州のミネアポリス警察に殺害されてから、警察による人種差別・暴力行為に対する抗議が全米に広がり、シアトルでも5月29日から抗議活動が続いています。6月8日に抗議活動の拠点として作られた CHOP では、20日に起きた1件目の発砲事件で19歳の男性が死亡し、30代の男性が腕を撃たれ21日の2件目の発砲事件では17歳が負傷しました。さらに、23日には30代の男性が撃たれて負傷し、27日には16歳の少年が撃たれて死亡、14歳の少年が撃たれて重傷を負う事件が発生していました。



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