米国議会上院は18日、失業手当の拡大や有給の病気休暇・家族休暇、無料の検査などを盛り込んだ新型コロナウイルス対策法案「Families First Coronavirus Response Act」を90対8の圧倒的多数で可決。トランプ大統領が署名し、同法が成立しました。
当初、この法案は14日に下院で可決された後、複数の共和党議員が異議を唱えたため遅れが生じましたが、ミッチ・マコーネル上院院内総務が支持を強く求めました。可決後、マコーネル上院院内総務は、3回目の経済救済法案について協議を始めており、可決するまで議会を閉会しないと述べました。
The Senate is going to vote on the House’s proposal. I will support it. But it does not help enough Americans and, crucially, it adds even more uncertainty for small businesses. It will make it all the more urgent for the Senate to pass bold legislation to help small businesses. pic.twitter.com/R0DjHKBLrI
— Leader McConnell (@senatemajldr) March 18, 2020
新型コロナウイルスの感染拡大による打撃を緩和するための経済救済法案は、今月で第2弾となります。3月5日には米国議会上院が、総額83億ドル(約8900億円)の新型コロナウイルス緊急予算を盛り込んだ法案を96対1の賛成多数で可決し、トランプ大統領が署名しました。