化粧品専門店の Sephora が、従業員にダイバーシティについての訓練を行うため、6月5日に全400店舗・配送センター・本社を休業すると発表しました。
原因となったのは、4月30日に R&B 歌手の SZA がカリフォルニア州カラバサスにある店舗で「従業員に商品を盗もうとしていると疑われ、警備員を呼ばれた」とツイートしたこと。
Lmao Sandy Sephora location 614 Calabasas called security to make sure I wasn’t stealing . We had a long talk. U have a blessed day Sandy
— SZA (@sza) May 1, 2019
同社は翌5月1日にこのツイートに返信する形で謝罪し、情報の提供に感謝するとともに、早急な対応を検討していることを表明しました。その後、公式 Facebook ページで、従業員と顧客のインクルージョンに焦点を当てた "We Belong to Something Beautiful" キャンペーンを発表しています。
同様のダイバーシティの訓練で記憶に新しいのは、スターバックスが昨年、世界8,000店舗を休業して行ったもの。フィラデルフィアの店舗で商品を購入せずに店舗にいただけでアフリカ系の男性2人をマネジャーが警察に通報したことが原因でした。